ニコンユーザーおなじみ『U Point』も使える!『Google+ 写真』の編集機能がお手軽高品質!
去年の終わりごろですが、『Google+ フォト』の編集機能が大幅にアップデートされました。
従来のPicnikベースから一新し、モバイルアプリ『Snapseed』やニコン『Caputure NX』の「U Point」機能を開発していた Nik software という会社を買収したことで、その機能を取り入れています。
『Google+ フォト』って?
『Google+ フォト』は、2048px以下の写真であれば、容量の上限がなく 保存し放題のクラウドサービスです。
PC上では『Picasa3』、スマートフォンではAndroid、iPhoneともに、『Google+』のアプリから管理ができるので、バックアップや加工にとてもおすすめのクラウドサービスです。
ちなみに、RAW写真をそのままアップしてみましたが、『写真の詳細』を確認すると残念ながらRAWのままではアップできません。Jpgのみの使用となります。
それではさっそく写真をアップロードし、左上の『編集』ボタンから編集画面を開きましょう。
編集画面です。
左上のボタンから
- 元に戻す(一個前に戻す)
- やり直し(元に戻したものをやり直し)
- 比較(クリックしている間、最初の状態を表示)
- 元に戻す(最初に戻す)
なぜか『元に戻す』が二つあります。
メニューはこんな感じです。
それぞれのメニューからさらに細かく修正できます。
『基本的な補正』を見る
自動補正
Googleが解析して自動的に補正してくれます。
補正具合から、下記の項目をお好みで設定できます。
- 明るさ
- コントラスト
- 再度
- シャドウ
- 暖かさ
- ストラクチャ
- ノイズ低減
- 周辺減光
ノイズの調整をしたい場合はこちらで修正しましょう。
画像調整
こちらも基本的な調整が可能です。
下記のフィルターがあり、微修正が可能です。
- ニュートラル
- ポップ
- リフト
- ブリーチ
- ムーディー
- ダーク
選択して調整(U Point)
目玉機能です!Nik Software を買収してこちらの機能を無料で使えるようになっています。(Picnicは完全にどっかにいってしまいましたね。)
NikonのRAW現像ソフト『Capture NX』に入っている評判の「U Point」です。今後Nikonが対応しないようなので(ライセンスの問題でしょうか?)各所で嘆かれています。プラグインを購入すれば他のソフトでも使用可能です。
コントロールポイントを置くことで
- ブライトネス
- コントラスト
- サチュレーション
をエリア毎に簡単にコントロールできます。
コントロールポイントのサイズはこんな感じで変更できます。視覚的に分かりやすく編集できます。
基本的にポイントの中心から選択されますが、選んだ場所の近くに大きくずれた明度があれば自動的に選択から除外してくれるため、不用意に白飛びなどしにくくなっています。自然な修正が可能です。
ディテール
- ニュートラル
- シャープ
- シャープ+
- ストラクチャ
- ストラクチャ+
- ディテール
シャープネス、ストラクチャの設定で可能です。
切り抜きと回転
トリミングと回転が可能です。
- 回転
- 比率
クリエイティブ補正
モノクロ
モノクロフィルタも充実しています。
- ニュートラル
- コントラスト
- ブライト
- ダーク
- フィルム
- ダークスカイ
6つのプリセットから、さらに5つのカラーフィルタを選択できるようになっています。
センターフォーカス
ポートレートや花などの何かに焦点を当てたいとき、柔らかい写真に加工したい場合に便利です。ぼかしも自然で柔らかいです。アプリによってはぼかしが汚かったりするので重要な部分です。
- ポートレート1
- ポートレート2
- 周辺減光
- ぼかし
- オールドレンズ
- 霧
それぞれのプリセットからさらに強弱などを変更できます。
ドラマ
その名の通りドラマチックな加工を加えるフィルタです。
- ドラマ1
- ドラマ2
- ブライト1
- ブライト2
- ダーク1
- ダーク2
フレーム
最後の仕上げにフレームが選べます。23種のフレームにサイズの調整が可能です。
チルトシフト
ミニチュア加工ができるチルトシフト機能です。 高いところ俯瞰した写真に効果的。
コントラストや彩度を高めにするとミニチュア感がまします。
ヴィンテージ
ヴィンテージ加工です。12のスタイルから効果を調整できます。すごく使いやすいです。
- Miles
- Dizzy
- Charlie
- Ella
- Dexter
- Wes
RETROLUX
ノイズ、傷の入ったテクスチャを被せて古いすたい
13種類のテクスチャとその他スライダーで効果を調整できます。
- Pogo
- Voyager
- Michael
- Yngwie
- Cleaned
HDR風
HDR(ハイダイナミックレンジ)風の写真に加工します。無機質な写真に似合います。
- プリセット1
- プリセット2
- プリセット3
- プリセット4
- プリセット5
- プリセット6
最終的に遊んでいたらこんな感じになりました。チルトシフトにドラマのフィルタを重ねがけしています。
たまにはフィルタ遊びも楽しいですね!
『選択して調整』機能など、現像ソフトで評判が高かっただけあって高機能です。
Jpgでの加工のみですが、さくさくリアルタイムに編集でき、質も高いと思います。残念ながらRAWファイルには対応していませんが、いつでも最初の状態に戻せるので、ちょっとした加工にも最適です。