「構図」で写真が上手くなる!カメラ初心者が覚えたい9つの基本の構図テクニック

  1. 2014.10.13

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ちょっといいカメラを使い始めたけどなんだか上手く撮れない。写真が上手な人と同じ風景を撮ってるのにあれ?という経験は誰もがしたことがあると思います。特に写真の上手さに安定感がある人は「構図」をうまく使いこなしています。

今回は、初心者の方がそれっぽい写真を撮って上達するために、これだけは覚えたい構図を紹介していきたいと思います。

そもそも「構図」ってなんだ?

「構図」ってなんだか難しそうって思うかもしれませんが、要は決まった場所に被写体を置くとキレイに撮れるよ。こういうシーンにこの構図を当てはめると被写体がぐっと引き立つよ。といったおばあちゃんの知恵袋です。

また「構図」を上手く使うことで、写真の見て欲しい場所に視線を誘導したり、写真から受ける印象を決定するなど、その写真はどういう意図なのかを見ている人に与えることができるテクニックになります。

基本的な構図をみる

3分割構図

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バランスがとれた安定感を生む代表的な構図

まずは最も使いやすいくて代表的な構図「3分割構図」です。

画面を縦、横ともに三分割し、三分割した線を「分割線」、交わる点を「分割点」と呼びます。

「分割線」「分割点」に合わせて主題を置いたり、区切りとして配置することで、バランスがとれた安定感を生むことができる構図です。

構図はあくまで目安

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いきなり「分割線」から外れていますが「構図」というのは絶対ではなく、あくまで目安です。自分にとってステキだと思うバランスで撮影しましょう。

この写真の主題は「ラベンダー畑」ですが、湖と、富士山を横と縦の「分割線」に合わせることで安定感を出しています。ポジションがちょっとずれると印象が変わってしまうため、周辺をうろうろしていろんな角度で散策してみましょう。

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「分割点」に江ノ電を配置してみました。

電車の進行方向を右奥から左下に流すことでのバランス感や、手前の紫陽花にピントをもってくることにより目線を手前から奥に送るようにしています。また、電柱が縦に真っ直ぐ立っていることで、電車がカーブを曲がっている印象を強くし、安定感も増していますね。奇跡の1枚だと思います!笑

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すすきを「分割線」に、太陽の反射を「分割点」においています。何気ないスナップですがバランスよく収まって秋の夕暮れ感が出ていると思います。何気ない写真こそ構図を大事にしたいですね!

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蓮の葉から垂れる雫を右側の「分割線」に、雫を受ける蓮の葉を左下の「分割点」配置してみました。対角に流れる雨水と、早めのシャッタースピードも相まってダイナミックな写真になりました。こういった3分割を利用して「流れ」を意識してみると面白いと思います。

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大鳴門橋、なるとの渦、遊覧船、水平線、それぞれが三分割に収まって抜群の安定感です。

空間に迷ったら「視線」「流れ」の方向に空白を空けるとバランスがいい

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イケメンな亀さん。目線は正面から左上を向いているので上のスペースを空けてみました。動きのリズムからもこちらへ迫るような印象がありますね。

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こちらは目線の先のスペースを空けていない場合です。こちらに感心がないのはもちろん、これからどっか行っちゃうのかな?っといった不安定さが出ています。

風景だけでなく、スナップ、ポートレートなどあらゆる場面で応用が効く構図です。まずは「3分割構図」を抑えましょう!

対角構図

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ダイナミックさ、動きを強調する構図

写真の対角に合わせて配置することで、動きや奥行を作ることができる「対角構図」。ダイナミックな写真によく使われ、大きな建造物。電車や飛行機、スポーツなどの動きのある被写体に当てはめるとより効果的です。

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対角のラインに「レインボーブリッジ」をズバッと配置しました。大きな建築物で迫力を出すときにぴったりですね!

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「東京タワー」の下からズバッと斜めに。鉄骨の剥き出し感が、陰影のある照明に照らされていてかっこいいですね!

斜めの違和感をインパクトに置き換えることのできる構図

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ローアングルから「対角」を意識して斜めに撮影すれば、さもなんでもない場所でもダイナミックな写真の出来上がりです。こちらの写真はiPhoneで撮影しましたが、スマートフォンのカメラでも十分迫力のある写真が撮影できますね!

「斜め」にするということは「不安定」になること。そこを意識すれば、違和感を動き・インパクトに置き換えることができます。対角、角度を意識して切りとることで写真全体に動きつけることができます。

ボケを意識してより奥行を強調する

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対角のライン上に被写体を配置し、奥または手前をぼかせば、さらに奥行を強調することができます。

日の丸構図

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意外と難しい、インパクトを強調する「日の丸構図」

ど真ん中に配置するだけですが、意外と使い勝手が意外と難しい「日の丸構図」。

初心者が意識せずに撮り始め、平凡な写真となってしまう原因の一つです。

被写体のインパクトが強い場合に使うことでより強調することができますが、被写体が弱いと目線をどこにやっていいのか分からなくなる構図です。

デーンとした被写体をドーンと撮る

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おあつらえ向きの被写体と言えば月でしょうか。漆黒の夜空のど真ん中にドーン!と配置すれば、まったく迷うことがありませんね。

周りをぼかして中心に集中させる

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ピントが合っている被写体を真ん中に置き、周りをぼかしてフレームを作ります。これなら迷いませんね。

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たい焼きを買う親子のほのぼのとした光景です。

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ラーメンやうどんを頼むと1枚は必ずこの構図になるかと思います。

周辺を暗くして中心に視線を集中させる

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鳥居をドーンと中心に入れてみました。光が鳥居だけに当たっているため、自然と鳥居に視線が集中します。水面に浮かぶ鳥居のインパクト抜群ですね。

真ん中に配置する被写体で、躍動感や静寂性など見え方がかなり変わってきます。真ん中に置くだけでは、うどんのようにあまり面白くない構図になるので、意識して日の丸構図を使いましょう。

S字構図 – アルファベット構図

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写真に流れを作れる「S字構図」

アルファベット構図の代表格「S字構図」。とにかくS字を探す構図です。

S字を描くことで遠近感や、奥行き、柔らかさなどの印象を与えることができます。モデルさんのポーズにもS字ポーズがあったり、女性らしい艶めかしい印象を与えることもできます。

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行列に合わせS字を作ってみました。行列の撮り方も一工夫で面白い写真に仕上がります。

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Sのラインに沿ってススキを切り取ってみました。Sのラインを出すと写真に動きが出てとてもキレイにまとまりますね

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高架線のS字ラインを入れてみました。雑多な街並みでも、どこかにラインを見つけるとすっきりとした写真になります。

また、Sに限らず、アルファベットや数字なども応用が効きますので好きな文字で試してみてください。

シンメトリー構図

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被写体の美しさを引き立てる、人工物と相性のいい「シンメトリー構図」

左右対称に被写体を捉える「シンメトリー構図」。特に建物などの人工物との相性は抜群です。

かちっとした印象を与え、被写体の美しさを引き立てることができますが、逆に躍動感を作るのがとても難しい構図です。

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ランドマークなどの建築物は、左右対称に作られている場合が多いです。中心を探すのは意外に大変ですが、ハマった時は気持ち良い物がありますね!

水面の反射や、鏡でもシンメトリーは意外とあふれています。探しだして写真に収めても楽しいですね!

額縁構図

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かっちりした印象を与える、静の構図

写真という額縁(フレーム)の中にさらに額縁をつける構図です。
被写体を囲むことにより、被写体を強調する効果や、かっちりとしたフレームをつけることで、絵画のような時が止まった印象を与えることができます。

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窓から見える東京駅を、さらに三分割構図で窓の枠内入れ、絵画のような雰囲気になりました。

また、カメラを持った少年が入ることでちょっと夢のある雰囲気に仕上がったのではないでしょうか?

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お寺の中から障子のフレーム生かして撮影してみました。外を眺めている女性は何を考えているのでしょうか。

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洞窟の入り口など額縁にうってつけです。「額縁構図」を使うと額縁のこっち側と向こう側が分けられたような印象を受けます。窓やドア、どんなところにも額縁は潜んでいるので、ぜひ効果を生かした写真を撮ってみてください。

放射構図

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奥行、写真に広がりを与える構図

奥に向かって集まる点を「収束点」といいます。それを写真の中に作ることで奥行や広がりを与える構図を「放射構図」といいます。

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キレイな街並みを撮ると自然とこの形になるのではないでしょうか?「収束点」をどこに配置するかで与える印象もがらりと変わりますね。「三分割構図」を「収束点」に持ってくれば、より安定した写真になります。

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竹林を見上げると綺麗に中心に集まりますね。広角で撮影して深い木々の中を表現したいものです。

「収束点」に主題を置けば視線を集中できる

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参道の直線を生かして「収束点」を作りました。自然と視線が奥にむかっていくので「仁王門」が強調されますね。

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「収束点」を真ん中に「日の丸構図」と合わせればインパクト抜群です。

視線を中心に集中させることで「悟りの窓」に吸い込まれるような印象の写真になっています。

三角構図

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安定感やリズムを生み出す構図

写真の中で三角形を作る「三角構図」。ビルなどを下から撮る場合などに使ったりするのをよく見かけると思います。三角構図は写真にどっしりとした安定感や、三角を探すことで写真にリズムを与えることができます。

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三角形探しみたいになりましたが、三角形を複数配置してもリズミカルで面白い写真になります。

全体で三角形を使えば安定感抜群

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三角形を探すだけでなく、全体をみて三角形になっていれば安定する構図です。ビル群と花火の対比でどっしりとした写真になっています。

二分割構図

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画面を2分割にするだけでなく、対比した主題を2つ置き、お互いの存在感で全体を引き立てる「二分割構図」。

「日の丸構図」もそうですが、簡単そうな構図ほど逆に主題をどうしていいか分からなくなりやすい、ちょっと難易度の高い構図です。

二分割した時に負けない被写体が理想的

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東京の街並みと夕暮れ時の空を二分割してみました。

ただ二分割にするのではなく、入道雲とひまわり、田園風景と星空。など二分割をした時に両方が負けない、互いに引き立てる被写体が理想的な構図です。

お互いの存在感で全体を引き立てる構図

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光と影の対比で二分割してみました。造形や意味など、二分割した時にお互い均等の存在感を持たせ、違った被写体を混在させた時に面白くなるのが大事な構図だと思います。

「トリミング」で構図の練習をしてみよう!

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一番分かりやすく身につくのが実際に試すことです。

初めのうちは例を読んでもイマイチわからないと思いますので、自分で撮影してきた写真を「トリミング」して構図に当てはめてみましょう。

「トリミング」で構図を調整し、自分にとってどういった構図がベストなのかが分かれば次の撮影にも活かすことができます。

あまりいい例ではないですが、私の場合はそれがいいと思えば横の構図でも縦にトリミングしてしまいます。その経験が次に繋がることもあるのでどんどん「トリミング」を行い、経験を蓄積して行きましょう!

Windows10であれば専用のソフトなしにフォトアプリから直接出来ますし、スマートフォンの写真アプリでも十分トリミングできます。また、「Google Photo」を使ってオンライン上で編集することもできます。

まとめ

今回は、私が意識して使っている基本的な構図を紹介しました。
いままで無意識に撮影した中でも、自分はこの構図が好きなんだなと当てはまる写真が多々あると思います。

「構図」を意識的に使っていると自然と身についていき写真が安定してきます。
あくまで目安なので構図がすべてではないですが、写真に意図を持たせたいと思えば必要になってくる知識のはずです。表現力の向上にもつながりますので悩んでいる方は、まずは構図を意識して撮影してみましょう!

すべての写真は基礎の応用がほとんどです。まずはこれだけ抑えておくのが上達の近道です!

 

また、写真投稿ページもありますので、楽しく写真が撮れたらよければ投稿してみてください!

 

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