『キヤノン EOS Kiss X70』 X50の後継機。『DIGIC 4』を搭載したKissの末っ子モデル
CanonのAPS-Cフォーマットを採用したエントリーモデルの一眼レフカメラ『EOS Kiss X70』が発表されました。
『EOS Kiss X50』の後継機種。Kissシリーズの末っ子機。
2011年3月に発売された『EOS Kiss X50』の後継機となります。エントリーモデル『EOS Kiss X7』の下のモデルとなります。
マイナーチェンジ版として画像処理エンジンに同じ『DIGIC 4』を搭載。センサーが変更となり、有効約1800万画素、若干ですがセンサーのサイズが大きくなっています。
ISO感度は拡張12800に。背面のモニタサイズは3.0inch 46万ドットへ。サイズは同じですが15g軽い435gとなっています。グリップの形状の違いやバッテリーなども、上位モデルの『EOS Kiss X7』は370gとなっています。
EOS kiss X50にはなかった機能として、カメラ任せで簡単に撮れるシーンインテリジェントオート、5種類のクリエイティブフィルター、写真の縦横比を選べるマルチアスペクト機能、動画記録時の静止画撮影などが追加となっています。
また、外観に梨地塗装を行い、グリップにラバーが採用されるなど、X50に比べ高級感が増しています。
前モデル『X50』との比較や、X70で撮影した作例はこちらです⇒
キヤノン EOS Kiss X70 の主な特長はをまとめると
- 画像処理エンジン『DIGIC4』
- 有効 1800 万画素
- フルHD 30pに対応
- 参考撮影枚数500枚
- 梨地塗装、ラバーグリップ
- 動画記録時の静止画撮影
いまいちな点として
- 2008年に開発された型落ちのエンジン『DIGIC 4』
- ライブビュー時は通常のコントラストAF
- 3.0 inch 46 万ドット
- 参考撮影枚数500枚
- 連写性能 3コマ/秒
一番気になる点は、2008年に初めて採用された『DIGIC 4』を搭載していることです。先日発表された『PowerShot G1 X Mark Ⅱ』には既に『DIGIC 6』が搭載され、型落ち感は否めません。新製品として購入するのは、よっぽど価格にアドバンテージがなければお勧めしづらい機種です。
キヤノン EOS Kiss X70 : X50を写真で比較する
■正面
X50のつるっとした表面から、ラバーグリップに全体の塗装が梨地となりました。また、右肩のダイアルの質感も変わっています。大きさに変化はありません。
■背面
モニタのサイズが2.7inchから3inchへ。X70は親指の場所にゴムがつけられています。細かい配置がビデオボタン、写真の確認ボタンとレイアウトが細かく変更されています。
■左側面
■右側面
グリップがラバーに変更されています。
■上部
マイクの位置が変更となった意外は特に変更がありません。
X70を斜めから。キットのレンズは旧モデルとなります。