水族館での写真の撮り方とアイデア!明るくないキットのズームレンズとマイクロフォーサーズのカメラで水族館を撮ってみた。

  1. 2016.08.24

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比較的コンパクトで取り回しがよく、意外と画質がいいキットレンズが大好きな管理人です。

今回はメジャーなスポットの中でも、「(館内が)暗い」「(動きが)速い」「(アクリルが)厚い」と無理やりに揃えた三拍子+色が難しいなどなどの要因で難易度が高い水族館の写真を、明るいレンズなしに暗いズームレンズを使って頑張って撮ってみようという回です。

明るいレンズを持っていればいいのですが、そうでない方も大勢いるかと思います。今回はそんな方でも水族館を諦めなくていいんだ!と思えるような話にしていければ幸いです。

今回使用した機材はマイクロフォーサーズの

  • パナソニック DMC-GX7
  • LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
  • LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.

です。

レンズは同じクラスの中でもコンパクトなタイプ。望遠はキットレンズではないですが、標準ズームはキットレンズです。両方とも中古で15,000円くらいです。

水族館でやってはいけないこと

まずは水族館でやってはいけないことを確認しましょう。

フラッシュ(ストロボ)は使わない

魚の種類によってはストロボの光にストレスを感じたり、光に習性を持った魚もいるようです。

暗いレンズを使っているとストロボを使いたくなる方、オートで出てしまう方もいると思いますが、ストロボを使ったところで水槽に反射してしまいろくな写真は撮れません。予め設定でOFFにしておきましょう。

三脚はNG

多くの水族館ではそもそも三脚の使用が禁止されています。

長時間同じ場所で撮影を続けるのはNG

周りの様子次第でもありますが、いくらタイミングを待っているからと行って、同じ場所を占拠せずにどいてあげましょう。遠くから見れば、また違った視点が生まれるかもしれません。くれぐれも水族館に訪れるみなさんが楽しめるように。

といった感じで、マナーを守って撮影に臨みたいですね!

水族館で標準レンズを使って撮影する際のカメラの設定

露出モードは「シャッタースピード優先オート」がおすすめ

P1120216

標準レンズを使用する場合、カメラのモード設定を

  • シャッタースピード優先オート(SS・Tvモード)に設定
  • SSは1/60~1/125 程度を死守する。

に設定しましょう。

シャッタースピードを確保しなければ「魚」がブレている写真が量産されます。余裕を持ってもう一段 SS 1/250 程ほしいですがここが暗いレンズの泣き所です。

ISO感度はオートで。上限を ISO3200 以上に設定

ISO感度は基本的にオートに設定しましょう。

シャッタースピードが速いに越したことはないのでマイクロフォーサーズの方でも上限を ISO3200 に。APS-CのカメラでISO6400が許容範囲だよ。って方はISO6400に。画質が許せる限界まで上げておきましょう。

3年以上前の古いカメラではちょっと画質的に厳しいかもしれませんが、写せることが大事です。

シャッタースピードを早めにしておき、暗く写ったら遅くする

基本的にシャッタースピードを早めに設定しておき、暗く写ってしまったらシャッタースピードを遅くして露出を調整した方が分かりやすいと思います。

「魚を写す」ことが大事なので、明るいレンズがなければ画質を犠牲にしてギリギリを攻めましょう!

被写体にもよりますが1/60程度で撮れない場合は諦めも肝心です。

ホワイトバランスは水槽を見て逐一修正、基本は「太陽」「白熱電球」 or「晴天+マゼンタ」

ホワイトバランスがこれまた難しいのですが、自然な色に見える水槽は「オート」か「太陽」。青くしたい時は「白熱電球」でいいと思います。

ただし「白熱電球」は手軽に青くなりますが、強制的に青くするために不自然な色になりがちです。

もう少し自然な発色にしたいのであればホワイトバランスの設定で「晴天」から「(M)マゼンタ (ピンクのような色)」を足して上げることで、水槽の濁った水を、綺麗な水にして撮影することができます。

緑色になる水槽は「晴天+(M)マゼンタ」がおすすめ

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ライト、深さなど水槽毎に違って見えるので一概には言えないのが水族館の難しいところですね。いっそのこと開き直ってひとつひとつの水槽でマニュアルで変えて行きましょう。

水族館の設定はこれだ!と思ったらすでに完璧な解説がありました。

RAWで撮影できればすごく楽

9976_P1490477_04

ただでさえシャッターのタイミングが難しい水族館撮影です。RAWで撮影できるかたは、後からホワイトバランスを調整した方が非常に楽ですね。

水族館を撮影するポイント

映り込みを少なくするためには水槽にぎりぎりまで近寄る

水槽のガラスは反射もすごいし、表面は傷だらけです。水槽にレンズをぎりぎりまでくっつけてあげてなるべく映り込みを抑えて行きましょう。

歪みを少なくするためには水槽に対して真正面から撮影する

また水槽のパネルは非常に分厚いです。その分厚さのおかげで正面から見るならまだしも、ちょっと斜めから見るとすぐ歪んでぼやけます。画質は悪くなるし、AFは効きにくくなるしといいことはありません。なるべく正面から撮影してあげましょう。

とは言っても正面ばかりだと面白くない

20160819-P1490609

多少ボケてしまっても雰囲気重視は大事です。

チルト液晶、タッチシャッターがあれば積極的に使う

ローアングルで水槽にレンズを近づけながらファインダーを覗く。なんて考えるだけでものすごく頭の痛くなる作業です。

カメラにチルト液晶があれば、しゃがまずにローアングルから撮影でき、さらにタッチシャッターを活用すれば、狙った構図のまま魚にピントを合わせやすくなります。使える機能は積極的に使っていきましょう!

室内でも意外に使える望遠レンズ

F3.5-5.6 といった標準レンズでズームをすると望遠側ではF/5.6で撮らなくてはいけなくなってしまい、その分シャッタースピードに余裕がなくなります。

それならいっそのこと望遠レンズの広角側を使って撮影しましょう。F/5.6とF/4.0。たかが1段ですが、されど1段です。

望遠レンズを使うと、最短撮影距離が長くなってしまうので近くにピントを合わせることはできませんが、奥行きのある水槽であれば意外といい仕事をしてくれます。

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冒頭のこの写真も望遠レンズで撮影しました。背景もいい感じでボケてくれてますね。

とにかく連写

最後は気力です。とにかく連写をしましょう。一回の水族館で300枚400枚なんて当たり前です(多分)!

実際に撮ってみました

葛西臨海水族園

シルエットを活かすとかっこいい

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巨大な水槽は人のシルエットを入れて大きさを強調したいですね!上の余白は開放感を狙ってみたのですが難しいですね!また、手前に人がいると違和感があるので、水槽の前だけに人が集まるタイミングを待ちました。

流し撮りを操るとかっこいい

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水族館は絶好の流し撮り練習ポイント!カメラを左右に振るので周り注意しましょう。また周りからみると完全に怪しいおじさんです。いろいろと気をつけましょう。

流し撮りをするときは「手ぶれ補正」をOFFに。その後の戻し忘れに注意!

全体の雰囲気も忘れずに

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望遠レンズを忘れずに

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屋外は望遠レンズが大活躍!シャッタースピードを存分に引き上げて動物の動きを止めましょう!

暗いエリアは暗さを活かす

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「深海エリア」で撮影しました。暗すぎて撮りようがないかなと思いましたが、水面にライトが少しだけ入っており、そこに魚が集まり反射していました。露出をギリギリまでマイナス補正しパシャリ。

施設の写真も撮っておく

20160819-P1490602

魚だけじゃなく変わった設備も水族館の魅力です。

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お盆後の平日に行きましたが、入場料が700円とお安いためか結構混んでおりました…。

葛西臨海水族園は園内が比較的明るく、水槽もクリアなので撮影がしやすいのですが、人気の水族館なだけに人がたくさんいるのが難しい所。閉園間際の1時間程は空いていたのでタイミングを測りましょう!

しながわ水族館

光源を入れてキラッキラ

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水槽から離れて撮影するとどうしても、水槽の傷が目立ってしまいますね。光を太陽に見立てて雰囲気で勝負しましょう!

ひたすら連写で決定的な1枚を

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魚の動きはなかなか捉えるのが難しいですね。ここはもうひたすら連写あるのみです!

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クラゲ。観察していると全体はゆったりしているようでも、細かな動きが中々速いことに気づきます。

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まったく動かない魚はチャンスです!シャッタースピードを手ブレしない限界まで落として明るく綺麗に撮りましょう。

時にはアップも積極的に

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ひたすらタッチシャッターを使って連写したイケメンな亀さん。

明るい水槽狙い撃ち

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水槽が明るい場合はシャッターチャンス!思いつく写真をひたすら撮っておきましょう!

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時にはマニュアルフォーカスも忘れずに

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水槽によってはまったくピントが合わないものもありました。マニュアルフォーカスのやり方も確認しておくと慌てずにすみます。

歪みをなくすには正面から

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水槽が丸いタイプはどうしても歪んでしまいますね。

諦めも肝心

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水槽によってはF/3.5 ISO3200 SS1/60 でもこの暗さ。潔く諦めるのも肝心です。

ショーは目印を探して「置きピン」で

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ショーは基本的に「置きピン」で。

写真右上のように、かならず飛ぶ場所に目印があるので、そこに予めピントを合わせておきましょう!

きたー!っと思ったらひたすら連写です!

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シャッターも大事ですが楽しむのはもっと大事です!ショーの時間は必ずチェック!

水族館を楽しみましょう!

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また行きましょう!

やっぱり欲しいかなと思ったもの

寄れるレンズ

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今回使ったレンズの最短撮影距離は0.2 m。最短撮影倍率は0.13 倍とそこまで寄れるレンズではありません。

クリオネやクラゲの水槽など、これはマクロがないと撮れないなと思った水槽もちらほら。寄れば寄るほどシャッタースピードはシビアになるので難易度も上がるのが難しいところですが!

明るいレンズ

見返してみるとISO感度がやっぱり1600~3200に集中してしまい、写真をもう少し大きくするとノイズが非常に目立ちます。

例えばF1.8のレンズであれば2段分。シャッタスピードなら1/125が1/500。ISO感度ならISO3200をISO800まで下げることができます。1段でも明るいレンズがあればもう少し余裕のある撮影ができますね!

今回のまとめ

いかがでしたでしょうか??

意外と標準レンズでも行けるんじゃないでしょうか?水族館はどうしても暗いのでシャッターチャンスをつかむのは非常に難しいです。

画角を調整できるズームレンズの方が撮りやすいのでF2.8の通しのズームがあれば完璧ですが非常にお高いです。それでも今回キットレンズで撮影してみて十分撮影できる手応えも感じました!

水族館によって、明るい、暗いはまちまちだと思いますが、それぞれの特長を捉えて写真を撮りたいですね!

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