[OLYMPUS STYLUS 1s vs STYLUS 1 比較] オリンパス手のひらサイズのサンニッパ。新旧モデルの違いをみる

stulus1s_vs_stylus1

オリンパスが1/1.7型インチセンサー搭載、f/2.8 28~300mmのレンズを搭載したコンパクトデジカメ『OLUMPUS STYLUS 1s』を発表しました。

昨年11月に発売された『STYLUS 1』の後継モデルとなりますが、基本性能はそのままで、一部新機能が追加されたマイナーチェンジモデルとなります。

新機能は『スモールAFターゲット』『ステップズーム』『フォーカスピーキング』『焦点距離表示』『インターバル撮影』『タイムラプス動画』。基本レイアウトはそのままで、外装の質感やグリップラバーがシボ革グリップに変更となっています。

製品名 NewSTYLUS 1s STYLUS 1
発売時の価格 \ 65,000 ¥65,000
メーカー オリンパス オリンパス
発売日 2014年11月 2013年11月29日

画質、高感度耐性、AFなどの基本性能は変更なし

基本機能は有効1200万画素、ISO感度100~12800。シャッタースピードは1/2000、連写性能は7コマ/秒、AF性能など変更はありませんがいくつか新機能が搭載されています。

スモールAFターゲットに対応

小さい被写体にもピンポイントでフォーカスを合わせることができるスモールAFターゲットに対応しました。通常35分割されたAFエリアからさらに細かくポイントでAFを合わせることが可能です。動かない被写体での撮影に威力を発揮します。

MFに便利な『フォーカスピーキング』に対応

MF時に便利なフォーカスピーキングに対応しました。ピントが合っている位置を黒色か白色で表示します。

『STYLUS 1』の参考写真をみる

旧モデル『STYLUS 1』の参考写真ですが、画質に変更はないため下記のサイトが参考になると思います。

製品名 NewSTYLUS 1s STYLUS 1
画素数 1200万画素 1200万画素
映像素子:サイズ 1/1.7型 CMOSセンサー 1/1.7型 CMOSセンサー
AF イメージャAF イメージャAF
測距点/測距点選択 35エリア
オールターゲット
シングルターゲット
スモールターゲット
グループターゲット(35点中9点)
35エリア
オールターゲット
シングルターゲット
グループターゲット(35点中9点)
フォーカスピーキング
ISO感度 ISO 100~12800
[オート : ISO 100~12800]
1/3ステップ
ISO 100~12800
[オート : ISO 100~12800]
1/3ステップ
保存形式 RAW
JPG
RAW
JPG
連続撮影速度 7fps 7fps
最大撮影コマ数 RAW:約25コマ(連写時)
JPEG(LN):約70コマ(連写時)
RAW:約25コマ(連写時)
JPEG(LN):約70コマ(連写時)
シャッター形式 レンズシャッター レンズシャッター
シャッタースピード 1/2000~60秒
バルブ(最大15分)
1/2000~60秒
バルブ(最大15分)
NDフィルター 3段相当 3段相当
ブラケット AEブラケット
ホワイトバランスブラケット
フラッシュブラケット
ISOブラケット
アートフィルターブラケット
AEブラケット
ホワイトバランスブラケット
フラッシュブラケット
ISOブラケット
アートフィルターブラケット
フィルター(バリエーション/アートエフェクト)
  • ポップアート(Ⅰ、Ⅱ/1・2・3・4・5)
  • ファンタジックフォーカス(-/3・5)
  • デイドリーム(Ⅰ、Ⅱ/1・2・3・4)
  • ライトトーン(-/4)
  • ラフモノクローム(Ⅰ、Ⅱ/2・3・4)
  • トイフォト(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ/4)
  • ジオラマ(-/4)
  • クロスプロセス(Ⅰ、Ⅱ/2・3・4)
  • ジェントルセピア(-/2・3・4)
  • ドラマチックトーン(Ⅰ、Ⅱ/3・4・5)
  • リーニュクレール(Ⅰ、Ⅱ/1・3・4・5)
  • ポップアート(Ⅰ、Ⅱ/1・2・3・4・5)
  • ファンタジックフォーカス(-/3・5)
  • デイドリーム(Ⅰ、Ⅱ/1・2・3・4)
  • ライトトーン(-/4)
  • ラフモノクローム(Ⅰ、Ⅱ/2・3・4)
  • トイフォト(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ/4)
  • ジオラマ(-/4)
  • クロスプロセス(Ⅰ、Ⅱ/2・3・4)
  • ジェントルセピア(-/2・3・4)
  • ドラマチックトーン(Ⅰ、Ⅱ/3・4・5)
  • リーニュクレール(Ⅰ、Ⅱ/1・3・4・5)
アートエフェクト
  • ソフトフォーカス効果
  • 2.ピンホール効果
  • 3.ホワイトエッジ効果
  • 4.フレーム効果
  • 5.スターライト効果
  • ソフトフォーカス効果
  • 2.ピンホール効果
  • 3.ホワイトエッジ効果
  • 4.フレーム効果
  • 5.スターライト効果

一眼レフユーザーも扱いやすい『実焦点距離・35mm換算焦点距離表示』が選択可能に

『STYLUS 1』では、従来倍率での表示のみの対応でした。それが今回新たに35mm換算での焦点距離表示に対応しました。一眼レフユーザーなど焦点距離で慣れたユーザーでも扱いやすい追加となります。従来の倍率表示とも選択可能です。

ステップズームに対応

『28mm/35mm/50mm/70mm/85mm/100mm/135mm/200mm/300mm』となじみのある焦点距離へのステップズームに対応しました。単焦点レンズの画角になれている人や、好みの焦点距離がある人におすすめの機能となっています。

i.ZUIKO DIGITALレンズ。ズーム全域f/2.8 28-300mmの高倍率ズーム

レンズは旧モデルと同じ『F2.8 28-300mm i.ZUIKO DIGITALレンズ』が搭載されています。
『i.ZUIKO』の『i』は、眼 (eye)、一体型 (integrate) などの意味が込められているそうです。

製品名 NewSTYLUS 1s STYLUS 1
レンズ F2.8 28-300mm i.ZUIKO DIGITALレンズ F2.8 28-300mm i.ZUIKO DIGITALレンズ
レンズ構成 10群12枚
(非球面レンズ9枚)
10群12枚
(非球面レンズ9枚)
開放F値 f/2.8 f/2.8
焦点距離 6.0mm~64.3mm
[35mm換算:28mm~300mm]
6.0mm~64.3mm
[35mm換算:28mm~300mm]
ズーム倍率 光学ズーム : 10.7倍
デジタルテレコン2倍
光学ズーム : 10.7倍
デジタルテレコン2倍
ステップズーム
焦点距離表示
35mm換算焦点距離表示
撮影範囲(レンズ先端より) W:10cm~∞
T:80cm~∞
スーパーマクロ:5cm~60cm(ズーム位置固定)
W:10cm~∞
T:80cm~∞
スーパーマクロ:5cm~60cm(ズーム位置固定)

インターバル撮影、タイムラプス動画に新たに対応

『STYLUS 1s』から、1秒から24時間で撮影できる(最大999コマ)の機能を搭載しました。
また、インターバル撮影をした静止画からタイムラプスムービーを作成できます。ただしタイムラプス動画の仕様は1280×720 10fpsと若干物足りない仕様です。

製品名 NewSTYLUS 1s STYLUS 1
ムービー記録方式 フルHD/HD:MOV(MPEG-4AVC/H.264)
HS:Motion JPG
フルHD/HD:MOV(MPEG-4AVC/H.264)
HS:Motion JPG
動画記録サイズ/フレームレート 1920×1080 30p [20Mbps:29分]
1280×720 30p [13Mbps:29分]
1920×1080 30p [20Mbps:29分] 1280×720 30p [13Mbps:29分]
640×480 120P
320×240 240P
ムービー撮影時手振れ補正 可/マルチモーション対応 可/マルチモーション対応
AEロック 可能 可能
インターバル撮影
タイムラプス動画 1280×720
10fps
AVI Motion JPEG

サイズ、重さ、その他機能を比較する

サイズ、重さ、バッテリー容量などに変更はありません。
タッチAFや、チルト液晶、電子水準器、Wi-fiなど便利な機能も継承されています。

製品名 NewSTYLUS 1s STYLUS 1
サイズ(幅x高さx奥行き) 116.2 × 87 × 56.5 mm 116.2 × 87 × 56.5 mm
重さ 約402g 約402g
バッテリー 約450枚
モニタ 3.0型可動式液晶モニター
約104万ドット(3:2)
静電容量方式タッチパネル
3.0型可動式液晶モニター
約104万ドット(3:2)
静電容量方式タッチパネル
バリアングル/チルト
上:約80度、下:約50度

上:約80度、下:約50度
タッチAF/シャッター タッチシャッター
タッチライブガイド
AFエリア選択
コマ送り/戻し
拡大再生
タッチスーパーコンパネ
タッチシャッター
タッチライブガイド
AFエリア選択
コマ送り/戻し
拡大再生
タッチスーパーコンパネ
ファインダー形式 アイレベル式電子ビューファインダー
約144万ドット
アイレベル式電子ビューファインダー
約144万ドット
ファインダー視野率(上下/左右) 約100% 約100%
水準器表示 2軸(水平方向・垂直方向)水準器 2軸(水平方向・垂直方向)水準器
ボディ内手振れ補正
手振れ補正方式 レンズシフト式 レンズシフト式
内蔵ストロボ
Wi-Fi
インターフェース 専用マルチコネクター
USB2.0 Hi-Speed
HDMIマイクロコネクター(タイプD)
ホットシュー
専用マルチコネクター
USB2.0 Hi-Speed
HDMIマイクロコネクター(タイプD)
ホットシュー

外観を比較する

stulus1s_vs_stylus1_1

■正面
グリップのラバーが若干プラスチックっぽい安っぽいものから、革シボグリップに変更されました。外装も高級感のある質感に変更されています。

stulus1s_vs_stylus1_2
■背面
ボタン配置などに変更はありません。ダイヤルをよく見ると横に溝が追加され、より質感の高いダイアルとなっています。

stulus1s_vs_stylus1_3
■上面
レンズのリングに高級感漂うブルーラインが配置されました。

OLUMPUS STYLUS 1s vs STYLUS 1 まとめ

画質面では変更は加えられていませんが、焦点距離での表示や、ステップズーム、MF時のピーキング機能など一眼レフに慣れているユーザーのサブ機としても使いやすくなりました。

また、デザイン面が大きくブラッシュアップされ、高級感あるシボ革グリップに、外装の質感の変更、ブルーラインのレンズ周りなど、所有欲を満たす仕様になっています。

画質面や、AF性能では特に変更されていないため、外観を特に気にしない方は値段の下がっている『STYLUS 1』がお買い得だと思います。

    Q 今回比較したモデルはどちらが欲しいですか?

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