パナソニック LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm 実写レビュー
今回はパナソニックの望遠レンズ「パナソニック LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm」の実写レビューを行っていきたいと思います。京都の葵祭りに貴船神社、上野動物園と望遠ズームが活躍しそうな場所で撮ってきました。
まずは、実際に撮ってきた写真を紹介します!
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm の描写を見てみる
AF-C時にガラスにピントが合うと中々奥にピントを合わせにいきません。一回ピントが合えばしっかり食いついてくれました。
ガラス越しの撮影なのでどうしても写りこんでしまいましたが、これだけ撮れればうきうきしてきますね!
f/4-f/5.6の暗めのレンズなので、シャッタースピードには注意したいですね。
なんだか背景と同化しているお猿さん。
望遠側は若干甘い描写ですが、広角側はなかなかシャープに写ります。
普段ほとんど、AF-Cは使用しないので、フォーカスエリアとの組み合わせで苦戦しました。
いろいろ実験して、そこまで動きが速くなければ広範囲にポイントを広げ、速い被写体であれば中央一点でトリミングを活用するのがベストかなと思います。
素早すぎてピントが合ってる写真があまりありませんでしたが、連写しておけばいくつかは使えます。動物園は練習の場にぴったりですね!
ピントが合ってませんね。感覚として手前の被写体にAFが引っ張られるのでAFポイントを臨機応変に変えるのが大変でした。
毛並みもぐじゃぐじゃにならずにしっかり解像しています。
サツマイモを貪っています。何見てんのよと言わんばかりですね。
ゴリラの銅像です。描写力もなかなか。
柵越しに撮っていますが、マイクロフォーサーズだと被写界深度が深いので一苦労です。
換算350mmは動物園の柵を消すのにも一役買います。
前ボケ、後ボケも程よいですね。
これだけの望遠レンズであれば圧縮効果を狙うのも楽しいです!
ナノサーフェイスコーティングで逆光耐性も十分。
ポジショニングがうまく行かない場所だと、その場でズームで寄れるのは非常に便利です。
もうちょっとボケが欲しいなと欲張りたくもなりますが…。
AFが速く精度も十分。インナーズームにインナーフォーカスなので周りに圧迫感も与えず、子供の運動会や学芸会などの記録撮影用にも使えると思いました!
月を撮影してめいいっぱいトリミング。
最短撮影距離はズーム全域で90cm(撮像面から)です。最大撮影倍率は0.2倍(35mm判換算:0.4倍)なので花の撮影にも便利ですね!
光に照らされた葉っぱを撮ってみました。鮮やかな緑で気持ちいいですね。
上野写真を等倍に拡大するとこのくらいです。開放で撮影した場合は若干甘いですね。
シャープをいじればこんな感じ。
ちょっとだけ縮小すれば、さらにシャープに見えます。私は等倍で鑑賞することがないで、これだけできれば十分です。
使ったみた感想
やはり換算350mmの望遠はもう一歩寄ることができるので非常に便利です。
手振れ補正もしっかりと効くので夕方でもISOを上げすぎずに撮影できました。インナーズームなので周りに圧迫感を与えず、静かで高速なAFは電子シャッターと合わせればほぼ無音での撮影も可能です!お父さんの記録レンズとしてもいい選択だと思います。
描画面では、望遠側で若干甘いところもありますが、広角側ではしっかりシャープに写ります。45-175mm(35mm換算70-350mm)の倍率を考えてば非常に優秀なレンズです。
今回のまとめ
普段望遠レンズはあまり使わない私ですが換算350mmは非常に楽しいです!約210gで軽量コンパクトな筐体なので、カメラバッグにもう一本入れておけますね!
パナソニックのカメラは周辺減光をしっかり補正するので今回目立つことはほとんどありませんでした。オリンパスのボディで使用する場合は確認が必要かもしれませんので注意してください。