NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II をレビューしてみる その2
さっそく『AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II 』を装着してお出かけしてきました。
今回使った機材
- D90
- AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II
アップした写真はすべて、LightroomのRAW現像です。
露出と若干好みの色に変更しておりますが、コントラストや、シャープ、レンズの歪み、周辺減光、フリンジなどなど、レンズの性能チェックのためほぼ修正していません。
そしてトップの写真ですが、これだけ逆光の中でコントラストも高く、ハレーションも軽微。最近ちょっと古めのレンズばかり使っていたこともあり、EDレンズを使ってない安価な標準ズームでこれだけ写せるのかとびっくりしました。広角側の解放では若干目立ちますが、絞り込めば収差、滲みなどがほとんど見られません。コストパフォーマンスは抜群のレンズだと思います。
他にもレビュー記事がありますので合わせてご覧頂ければ幸いです。
拙い作例ですがご覧いただければ幸いです。
花びらの模様がしっかり描かれています。光のボケも綺麗です。
隅々までエッジが綺麗に解像しています。
逆光では一枚だけ全体が白くなってしまいました。角度によっては弱い箇所がありそうです。
頻繁に出る分けではないですが注意が必要かもしれません。
四隅が若干ぼやけますが、収差は気になりません。くっきりこってり色のりも抜群です。
細かな波模様も自然に描かれています。D90もまだまだいけるなと再確認。
鮮やかな新緑が眩しいです。
立体感を出すにはちょっと物足りないですね。
陰影も綺麗に描きます。
ハイライトが粘るので、溢れる光が入ってくる写真もしっかり撮影できます。
AFでは最短撮影距離が28cmですが、MFでは25cmと3cmも近くに寄ることができます。
とろけるわけではないですが味のあるボケ。素晴らしいです。
4段の手振れ補正の恩恵は、MFにもありました。
ファインダー内で画がビタっと止まるため、ピントが非常に合わせやすいことに気が付きました。
地下鉄構内の陰鬱とした感じ、質感も出ていると思います。
18mmのワイド端(広角側)ではたる型の歪みが目立ちますね。
52mmとほぼテレ端(望遠)でシャッタースピード1/20。
一般的にシャッタースピードは『1/焦点距離』と言われており、52mmであれば35mm換算78mm。
つまりは1/78よりSSが遅ければそれだけ手振れしやすくなります。
若干手振れの影響を受けてますが4段分の手振れ補正は強力です。
ノイズに厳しい古いカメラこそ使って欲しいレンズかもしれません。
SS0.3秒。ちょっとやりすぎましたが、手振れ補正が心強いです。
滑らかなボケです。
明太子の卵焼き、甘辛です。
ご飯が美味しそうに撮れるのも大事なことですね。
この写真はちょっとトリミングして、歪み補正。SS1/8ですがしっかり撮れます。
感度を変えずに撮影してしまい、SSに余裕がありすぎました。
ちょっと失敗ですが、質感がしっかり出てますね。
夜の商店街。提灯の明かりがキレにボケます。
いかがでしたでしょうか?
価格.comではすでに16,000円台となっており、安価で軽量、コンパクト。ボケもキレイで、逆光にもそこそこ強い、収差もほとんどなく、写りも上々で手振れ補正もよくきく。思った以上にコストパフォーマンスに優れたレンズだと思います!
とりあえず一本便利なレンズが欲しい方、古めのカメラでコンパクトな軽量ズームが欲しい方にも手振れ補正が協力なのでおすすめできるレンズとなっています!