ニコン D7200 vs D7100 vs D7000 機能比較。D7200からみる Nikon DXフォーマットAPS-C中級機の違い

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今回はニコンから2015年3月に発売されたAPS-Cセンサー搭載一眼レフカメラ『D7200』を、『D7100』『D7000』と、機能を比較していきたいと思います!

D7xxxシリーズは、ニコンのDXフォーマットを採用した中級機。前機種『D7100』は2013年3月に発売されましたので、丁度2年ぶりのリニューアルとなります。

発売日、位置付けはそれぞれ下記となっています。

製品名 NewD7200 D7100 D7000

発売時の価格 \148,500 \138,000 \140,000
メーカー ニコン ニコン ニコン
発売日 2015年03月19日 2013年03月14日 2010年10月29日
位置付け APS-C中級機 APS-C中級機 APS-C中級機
発売日 2015年03月19日 2013年03月14日 2010年10月29日

それでは、前機種『D7100』『D7000』と機能を比較していきたいと思います。

主な仕様を比較する

画像処理エンジンは"EXPEED 4"。高感度耐性は常用ISO25600に

"D7200" は最新のエンジン"EXPEED 4"を搭載し、高感度耐性が常用ISO25600へとアップしました。

画像処理エンジンが新しければよいのか?といった分けではないですが、ニコンは”EXPEED3“以降でオートホワイトバランスが安定したなといった印象を受けます。マニュアルで撮影する分ではそこまで変化はありませんが、オートで撮るには新しいほうが精度は向上します。

また、見た目のスペックが上がっても、実際の画質はあまり画質が変わっていなかったり、逆に下がっていることも多いですが、DxO社の画質調査ではわずかに高感度性能や画質がアップしており、着実に向上していることが分かります。特に”ローパスレス“による解像感の違いは大きいので”D7200″と”D7100″でそこまで違いはありませんが、”D7000″とそれ以降では大きく画質が向上しています。

連続撮影コマ数が6枚から18枚へ!バッファ容量が大幅にアップ!

"D7200"ではバッファ容量(SDカードに書き込む前のカメラ内の一時的なメモリ)もアップし、14bitRAWの最高画質における連続撮影枚数が"D7100"の6枚から18枚へと大幅にアップ!1.3×時(望遠に強いクロップ撮影)は29コマとなりました。長時間の連続撮影が可能になるので動いている被写体をより捉えやすくなります。

製品名 NewD7200 D7100 D7000
仕様
マウント ニコンFマウント ニコンFマウント ニコンFマウント
ボディ外装 マグネシウム合金 マグネシウム合金 マグネシウム合金
画像処理エンジン EXPEED 4 EXPEED 3 EXPEED 2
画素数
有効画素数
2,472 万画素
有効 2,416 万画素
2,471 万画素
有効 2,410 万画素
1,690 万画素
有効 1,620 万画素
ダスト低減機能 イメージセンサークリーニング、イメージダストオフデータ取得 イメージセンサークリーニング、イメージダストオフデータ取得 イメージセンサークリーニング、イメージダストオフデータ取得
映像素子:企画
映像素子:サイズ
映像素子:種類
APS-C
23.5 ~ 15.6
CMOS
APS-C
23.5 ~ 15.6
CMOS
APS-C
23.6 ~ 15.6
CMOS
画素ピッチ 3.9 μm 3.9 μm 4.8 μm
ローパスレス
ISO感度 100 ~ 25600
[拡張感度 : 100 ~ 102400]
[ISOオート : 100 ~ 102400]
100 ~ 6400
[拡張感度 : 100 ~ 25600]
[ISOオート : 100 ~ 25600]
100 ~ 6400
[拡張感度 : 100 ~ 25600]
[ISOオート : 100 ~ 25600]
記録フォーマット JPEG
RAW
JPEG
RAW
JPEG
RAW
シャッター形式 フォーカルプレーンシャッター フォーカルプレーンシャッター フォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード 1/8000 ~ 30 1/8000 ~ 30 1/8000 ~ 30
レリーズモード 1コマ撮影、低速連続撮影、高速連続撮影、静音撮影、セルフタイマー撮影、ミラーアップ撮影 1コマ撮影、低速連続撮影、高速連続撮影、静音撮影、セルフタイマー撮影、ミラーアップ撮影 単写、低速連続撮影、高速連続撮影、静音撮影、セルフタイマー撮影、リモコン撮影、ミラーアップ撮影
連写性能 7.0 7.0 6.0
連続撮影コマ数 RAW(14bit) : 18
RAW(12bit) : 27
JPG : 100
RAW(14bit) : 6
RAW(12bit) : 7
JPG : 100
RAW(14bit) : 10
RAW(12bit) : 11
JPG : 100
サブモニタ
DxOMark Raw画質評価
総合評価 87 83 80
ポートレイト (色深度) 24.5 24.2 23.5
風景(ダイナミックレンジ) 15 14 14
スポーツ(限界ISO感度) 1333 1256 1167

ファインダー・モニターの仕様を比較する

“D7200″ではファインダーとモニターの仕様に変更はないようです。

"D7000"からでは3.0型約92万ドットから3.2型約122.9万ドットと大画面高精細化。また、ガラスと液晶パネルの一体構造RGBW配列などにより明るい場所での液晶モニターの視認性が大幅に向上しています。さらには、液晶モニター表面には傷つきにくく衝撃にも強い強化ガラスを採用しているようです。

製品名 NewD7200 D7100 D7000
仕様
モニタサイズ 3.2型TFT液晶モニター
約122.9万ドット
RGBW
3.2型TFT液晶モニター
約122.9万ドット
RGBW
3型低温ポリシリコンTFT液晶
約92万ドット
視野角約170°
視野率約100%
明るさ調整可能
ガラスと液晶パネルの一体構造
強化ガラス
視野角約170°
視野率約100%
明るさ調整可能
ガラスと液晶パネルの一体構造
強化ガラス
視野角170°
視野率100%
明るさ調整可能
ファインダー
ファインダー形式 ペンタプリズム ペンタプリズム ペンタプリズム
ファインダー視野率(上下/左右) [DX] 100 x 100
[x1.3] 97 x97
[DX] 100 x 100
[x1.3] 97 x97
100 x 100
ファインダー倍率 (35mm換算) 0.94 (0.63) 0.94 (0.63) 0.94 (0.63)
アイポイント 接眼レンズ面中央から19.5mm 接眼レンズ面中央から19.5mm 接眼レンズ面中央から19.5mm
視度調節範囲 -2~+1m-1 -2~+1m-1 -3~+1m-1
ファインダースクリーン B型クリアマットスクリーンII B型クリアマットスクリーンII B型クリアマットスクリーン II
プレビュー プレビューボタンによる絞り込み可能 プレビューボタンによる絞り込み可能 プレビューボタンによる絞り込み可能

サイズ・重量を比較する

サイズ・重量は"D7100"と同じ。バッテリーライフが大幅に向上

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ボディデザインの変更はなく、サイズ、重量は"D7100"と同じです。

電源回路の効率化などで、バッテリーライフが大幅に向上しました。”D7100″の950枚から1110枚となっています。”D7000″とはあまり変わりませんが、”D7100″以降では縦グリップと兼用のバッテリーパック(MB-D15)を装着することにより2倍となる2220枚の撮影が可能となります。

製品名 NewD7200 D7100 D7000
サイズ・重さ
サイズ(幅x高さx奥行き) 136 x 107 x 76 136 x 107 x 76 132 x 105 x 77
重さ 約765g
約675g(本体のみ)
約765g
約675g(本体のみ)
約780g
約690 g(本体のみ)
インターフェース USB2.0
HDMI
USB2.0
HDMI
USB2.0
AV出力
HDMI
電池/電池型番 EN-EL15 EN-EL15 EN-EL15
参考撮影枚数 1110 950 1050
バッテリーキット
対応記録メディア SDHCカード
SDカード
SDXCカード
SDHCカード
SDカード
SDXCカード
SDHCカード
SDカード
SDXCカード
ダブルスロット 順次記録、同時記録、RAW+JPEG分割記録ならびにカード間コピー可能 順次記録、同時記録、RAW+JPEG分割記録ならびにカード間コピー可能 順次記録、同時記録、RAW+JPEG分割記録ならびにカード間コピー

AF・自動露出機能を比較する

AFセンサーが進化!光の少ない暗所でのAF性能が大幅に向上

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AFセンサーはD750に搭載された"アドバンストマルチCAM3500II"が搭載されました。

一眼レフには、フォーカスを合わせるためのポイントがたくさんありますが、すべてのポイントが同じ性能ではありません。

“D7200″では、中央の一点が-3EV環境下のAFに対応し、残りの50点も-2EV~-3EVに対応しています。さらにすべてのAFポイントがf/5.6、中央一点はf/8に対応することで、f/5.6以上の暗いレンズでの撮影や、テレコンバータを使った撮影にも威力を発揮します。

製品名 NewD7200 D7100 D7000
オートフォーカス
AF方式 位相差AF 位相差AF 位相差AF
AFセンサー アドバンストマルチCAM3500II アドバンストマルチCAM 3500DX マルチCAM 4800DX
AF測距点数 51点
(クロスタイプ 15点、1点はf/8対応)
51点
(クロスタイプ 15点、F5.6超~F8は中央1点)
39点
(クロスタイプ 9点)
AF輝度検出範囲 -3.0 ~ 19.0 -2.0 ~ 19.0 -1.0 ~ 19.0
AFエリア シングルポイントAFモード
ダイナミックAFモード(9点、21点、51点)
3D-トラッキング
オートエリアAFモード
シングルポイントAF
ダイナミックAF(9点、21点、51点)
3D-トラッキング
オートエリアAF
シングルポイントAFモード
ダイナミックAFモード(9点、21点、39点)
3D-トラッキング
オートエリアAFモード

レンズサーボ

・オートフォーカス(AF):シングルAFサーボ(AF-S)、コンティニュアスAFサーボ(AF-C)、AFサーボモード自動切り換え(AF-A)を選択可能、被写体条件により自動的に予測駆動フォーカスに移行
・マニュアルフォーカス(MF):フォーカスエイド可能
・オートフォーカス(AF):シングルAFサーボ(AF-S)、コンティニュアスAFサーボ(AF-C)、AFサーボモード自動切り換え(AF-A)を選択可能、被写体条件により自動的に予測駆動フォーカスに移行
・マニュアルフォーカス(MF):フォーカスエイド可能
・オートフォーカス(AF):シングルAF サーボ(AF-S)、コンティニュアスAFサーボ(AF-C)、AFサーボモード自動切り換え(AF-A)を選択可能、被写体条件により自動的に予測駆動フォーカスに移行
・マニュアルフォーカス(M):フォーカスエイド可能
フォーカスポイント

AF51点、AF11点のフォーカスポイントから選択可能

AF51点、AF11点のフォーカスポイントから選択可能

AF39点、AF11点のフォーカスポイントから選択可能

AF補助光
AFその他機能 AF微調節可能 AF微調節可能 AF微調節可能
自動露出機能
測光方式 2016分割RGBセンサーによるTTL開放測光方式 2016分割RGBセンサーによるTTL開放測光方式 2016分割RGBセンサーによるTTL開放測光方式
測光モード マルチパターン測光
3D-RGBマルチパターン測光II
RGBマルチパターン測光II
RGBマルチパターン測光
中央部重点測光
スポット測光
マルチパターン測光
3D-RGBマルチパターン測光II
RGBマルチパターン測光II
RGBマルチパターン測光
中央部重点測光
スポット測光
マルチパターン測光
3D-RGBマルチパターン測光II
RGBマルチパターン測光II
RGBマルチパターン測光
中央部重点測光
スポット測光
測光範囲 マルチパターン測光
中央部重点測光:0~20EV
スポット測光:2~20EV(ISO 100、f/1.4レンズ使用時、常温20℃)
マルチパターン測光
中央部重点測光:
0~20 EV
スポット測光:
2~20 EV(ISO 100、f/1.4レンズ使用時、常温20℃)
マルチパターン測光
中央部重点測光:
0~20 EV
スポット測光:
2~20 EV(ISO 100、f/1.4レンズ使用時、常温20℃)
露出補正 P、S、A、M、SCENE、ナイトビジョンモード時に設定可能、範囲:±5段、補正ステップ:1/3、1/2ステップに変更可能 P、S、A、Mモード時に設定可能、範囲:±5段、補正ステップ:1/3、1/2ステップに変更可能 範囲:±5段、補正ステップ:1/3、1/2ステップ
オートブラケティング ・撮影コマ数:2~9コマ、補正ステップ:1/3、1/2、2/3、1、2、3ステップ ・撮影コマ数:2~5コマ、補正ステップ:1/3、1/2、2/3、1、2、3ステップ ・撮影コマ数:2~3コマ、補正ステップ:1/3、1/2、2/3、1、2ステップ
アクティブD-ライティング オート、より強め、強め、標準、弱め、しない オート、より強め、強め、標準、弱め、しない オート、より強め、強め、標準、弱め、しないから選択可能

動画性能を比較する

フルHD60pに対応、微速度撮影機能、高画質設定も可能に

動画性能も着実に進化。フルHD60pに対応し、高画質設定での撮影も可能となりました。

また、DXモデル初搭載となる微速度撮影機能が搭載され、露出の平滑化機能と相まってスムーズに高品質なタイムラプス動画の作成が可能です。

動画専用の機能も充実。便利な機能が搭載されました。

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“Mモード時の感度自動制御”、"インデックスマーク"、"ハイライト表示機能"、"動画撮影専用メニュー"、"サウンドコントロール"などの機能も搭載され動画の撮影機能も充実しました。

製品名 NewD7200 D7100 D7000
動画仕様
測光モード マルチパターン測光
中央部重点測光
マルチパターン測光 マルチパターン測光
MOV MOV MOV
動画記録サイズ/フレームレート 1920×1080 [60p/50p]撮像範囲が[1.3×(18×12)]の場合のみ設定可能
1920×1080 [30p/25p/24p]
1280×720 [60p/50p]
※標準/★高画質選択可能
1920×1080 [60i/50i][30p/25p/24p]
1280×720 [60p/50p/]
■最長記録時間
最長29分59秒
1920×1080 [24p]
1280×720 [30p/24p]
640×480 [30p]
■最長記録時間
約20分
最長記録時間 29分59秒([画像サイズ/フレームレート]、[動画の画質]の設定によっては最長20分/10分) 29分59秒 約20分
ファイル形式 MOV MOV MOV
圧縮方式 H.264
MPEG-4AVC
H.264
MPEG-4AVC
H.264
MPEG-4AVC
音声記録形式 リニアPCM リニアPCM リニアPCM
その他の機能 インデックスマーク
微速度撮影
Mモード時の感度自動制御
ハイライト表示機能
動画撮影専用メニュー
サウンドコントロール

その他の機能を比較する

Wi-fi、NFCを搭載。スマートフォンなどとの連携が強化されました

新たにWi-fi、NFCが搭載され、スマートフォンやタブレットとの連携が強化されました。撮ったその場で写真や動画をシェアできるようになり、また「Wireless Mobile Utility」アプリでのリモート撮影にも対応し、カメラ間でのデータ転送も可能です。正直ニコンのスマホアプリはあまり褒められたものではないですが、あると便利な機能です。

製品名 NewD7200 D7100 D7000
フラッシュ
内蔵フラッシュ GN12 GN12 GN12
調光方式 2016分割RGBセンサーによるTTL調光制御 2016分割RGBセンサーによるTTL調光制御 2016分割RGBセンサーによる以下のTTL調光制御
内蔵フラッシュによるコマンダーモードあり 内蔵フラッシュによるコマンダーモードあり 内蔵フラッシュによるコマンダーモードあり
防塵/防滴
その他機能
防塵/防滴
ゴミ取り機構
ライブビュー
内蔵ストロボ
バルブ撮影
セルフタイマー 20
10
5
2
20
10
5
2
20
10
5
2
クロップモード x1.3 x1.3
Wi-Fi
GPS
NFC

Nikon D7200、D7100、D7000 を画像で比較する

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正面

デザインに変更はないようです。サイズ・重量も同じです。

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背面

背面でも変更はないようです。

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上部

上部でも変更はないように見えますが、内蔵フラッシュ部分の切り込みが増えています。また、右上の露出補正ボタンの右下の色が緑色に変更されています。

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側面

NFCに対応したことにより、左側面にWi-fiマークが、グリップ部にはNFCのマークがそれぞれついています。

今回のまとめ

D7200、D7100、D7000を比較してみて大きく変更された点は、

  • EXPEED4による画質、高感度耐性の向上
  • バッファ容量のアップによる、連続撮影枚数の大幅な向上
  • AFセンサーの変更による、光の少ないシーンの飛躍的に向上した51点AFシステム
  • フルHD60p、動画機能の大幅なアップデート
  • 参考撮影枚数1110枚
  • Wi-fi、NFCの搭載

です。

D7200はデザインのアップデートこそなかったものの、"EXPEED4"による高感度耐性や画質など、”D7100″から着実な進化をした機種となります。

特に"D7100"で不満の大きかったバッファ容量が大幅に改善されたことで連続で撮影できる枚数が増え、7コマ/秒の連写性能を強くサポート。暗所でのAF性能の向上、x1.3のクロップ機能など、動きのある被写体に強くなりました。またフルHD60pに対応するなど動画機能も充実。Wi-fi、NFCの搭載など、欠点の少ないバランスのとれた機種に仕上がっていると思います。

“D7200″はあくまで中級機クラスになるので、Canonから発売されているAPS-Cフラグシップ機 “EOS 7D Mark II” とは違った性質のモデルです。連写を求めているニコンユーザーにはまだまだ冬の時代が続きそうですね。

以下参考サイトになります。

Q 今回比較した中で欲しい機種はありますか?

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