UHS-I対応microSDカード速度比較。人気の『東芝 vs SanDisk vs トランセンド』 ベンチマーク結果。コスパ最強は?
いつのまにやらSDカードも小型大容量高速化の時代に突入していました。カメラ業界でもmicroSDカードへ対応した機種が徐々に増えてきたように感じます。
高速なUHS-Iにも対応し、16GBや32GBのそこそこ大容量なmicroSDカードの価格もお値ごろになり、これから本格的にデジカメ界もmicroSDカードへ移行するんではないかと思います。
今回は2,000~4,000円前後で購入できるものに絞り、人気のメーカー『東芝』『SanDisk』『トランセンド』の Class 10 UHS-I に対応した microSDカードの速度比較をしてみたいと思います。
個人的な本命は初の『SanDisk』に期待したいと思いますがさてどうでしょうか。
テスト環境
- Win 8 Pro
- Mac mini 内蔵 SDカードスロット
- CrystalDiskMark 3.0.3
※メモリーカードリーダーによっても速度は変わりますので参考までに。
※メモリーカードは生産時期やロットによっても速度が変わります。あくまで参考です。
用意したSDカード
- Transcend microSDHCカード 32GB Class10 UHS-I Premium 300x
- Transcend microSDHCカード 32GB Class10 UHS-I Ultimate 600x
- 東芝 Toshiba microSDHC UHS-I U1 16GB EXCERIA JAPAN
- 東芝 Toshiba microSDHC UHS-I U3 32GB EXCERIA TAIWAN
- SanDisk Ultra microSDHCカード UHS-I Class10 16GB
測定してみる
50MBのファイルでは書き込み速度が18MB/sでした。512kbの場合が43MB/sととても高速です。
読み込みが73MB/sなので、早いロットに当たったようです。
Transcend microSDHCカード 32GB Class10 UHS-I Ultimate 600x
32GBで3,900円、16GBで2,000円。上位のUltimateになります。こちらもアダプタがついていました。
高いだけあるさすがの高速書き込み!50MBのファイルでは書き込み速度が47MB/sでした。300xの2倍以上を計測します。これなら100Mbps(約12MB/秒)の4k動画も楽々書き込めます!
東芝 Toshiba microSDHC UHS-I 16GB EXCERIA
16GBで1,300円。アダプタがついてなくて一番安かった東芝製。海外からの並行輸入品です。
50MBのファイルで28MB/sでました。非常に速いです。512kではトランセンドに見劣りしますが、デジカメではそんな細かいファイルのやりとりはしないので気にしません。
当たり前とは分かっていますが、Class10対応の通常のSDカードより全然速いです。
東芝 Toshiba microSDHC UHS-I U3 32GB EXCERIA TAIWAN
32GBで3,480円。U3対応の上位モデルになります。こちらは台湾製になります。しかし、東芝はSDカードアダプタが付きませんね。
50MBのファイルで書き込み速度が35MB/sでした。高速ではありますが、トランセンド程のインパクトはありませんでした。16GBの日本製はいい意味で裏切られましたが、その期待があったからこそ若干残念な結果でした。
SanDisk Ultra microSDHCカード UHS-I Class10 16GB
16GBで2,350円。アダプタ付き。一番おしゃれです。転送速度は一応30MB/sを謳っているので東芝製並に速度が出てくれるのを願いながら測定開始!
…。まさかの結果です。
東芝製の半分以下の速度で今回最遅。初SanDiskで期待していただけに余計に残念な感じにコスパは最悪です。