換算810mmの小型超望遠レンズ『1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6』の発売日が決定!
ニコンは発売が延期していた『1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6』の発売日を2014年6月26日と発表しました。
『1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6』は、世界最小・最軽量の超望遠ズーム。約550gで35mm換算189-810mm相当の焦点距離となります。
以下、特長とスペックをみていきます。
70-300mmは換算189-810mmの超望遠ズーム!
スポーツズームとして、初期からロードマップに入っていたレンズがとうとう発売されます。
これまでの最大が30-110mm(35mm換算81-397mm)だったのでそれを大幅に超える70-300mm(換算189-810mm)。
600mm以上の交換式レンズで世界最小・最軽量
レンズ交換式カメラとして、システムを小型にできる小さいセンサーサイズの1inchセンサーを採用しているので、比べるのはナンセンスですが、『1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6』は重さが約550g、最大径×全長は約73×108mmと非常にコンパクトです。
600mmを超えるレンズ交換式レンズの中で最小・最軽量のズームとなります。
ナノクリスタルコート、1 NIKKORレンズ初採用のスーパーEDガラスと豪華なレンズ構成
レンズ構成は10群16枚。ニコンの一眼レフ用NIKKORレンズの望遠レンズにも採用しているスーパーEDガラスを1 NIKKORで初採用。軸上色収差を極限まで軽減。ナノクリスタルコーティングによる、逆光時などでのゴーストやフレアーを低減しクリアでコントラストの高い描写が可能となりました。
シャッター速度換算4段分の手ブレ補正、フォーカスリミットスイッチによるAF制限
手振れ補正は、シャッタースピード換算で4段分をカバーします。フォーカスリミットスイッチにより、AFを望遠側に制限し、合焦時間の大幅な短縮と大ボケを防ぎます。
約0.41倍の最大撮影倍率
最短撮影距離は70mm(ワイド端)で1m 、300mm(テレ端)で1.6m)と最大撮影倍率は35mm換算約0.41倍となります。
レンズ仕様
型番 | 1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6 |
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マウント | 1 マウントレンズ |
焦点距離 | 70-300mm |
最大口径比(開放絞り) | f/4.5-5.6 |
最小絞り | f/16(ズーム全域) |
レンズ構成 | 10群16枚 (スーパーEDレンズ1枚、ナノクリスタルコートあり) |
画角 | 13°-3° 189-810mmレンズの画角に相当(35mm判換算) |
手振れ補正 | ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式 手ブレ補正効果:4.0段 |
絞り形式 | 7枚(円形絞り) 自動絞り |
撮影距離範囲 | 焦点距離70mm時:撮像面から1.0m 焦点距離150mm時:撮像面から1.6m 焦点距離300mm時:撮像面から1.6m |
最大撮影倍率 | 約0.15倍 (35mm判換算約0.41倍) |
フォーカス制限切り換えスイッチ | FULLとLIMIT(∞~約7m)の2段切り換え |
外形寸法:最大径×長さ | 約73mm(最大径)×108mm (レンズマウント基準面からレンズ先端まで、沈胴時) |
質量 | 約550g |
フィルターサイズ | 62mm(P=0.75mm) |
MTF特性曲線
Nikon 1 にとうとう本格的な超望遠ズームが発売されます。価格はとてつもないく高いですがレンズは妥協なく作られた超高スペック。連写性能が申し分ないNikon 1の真価が発揮しますね!これでボディ側の画質と高感度耐性がより強化されたら鬼に金棒です!