冬の在宅ワークの寒さ対策と愛用している便利なアイテムをまとめてみました。
万年在宅ワークな私ですが、こんな仕事のスタイルだとリモートワークに突入した方から家の環境をどうしてるのかをよく聞かれたりします。もう1月も終わりなので導入するにはちょっと遅すぎるかもしれませんが、まだまだ寒い時期も続きますので、冬場の寒さ対策と、在宅ワークに便利なアイテムを紹介してみたいと思います。
冬の寒さ対策に使っていて手放せないもの
まず始めに私の状態と対策方法についてまとめていきます。
- 寒いと足元だけ温めても手が動かなく
- エアコンを使ってるけど足先が冷える
- 足だけ厚着しても足汗で冷える
こういった経験をしていたり、現在進行系な方は参考になるかと思います。
色々対策をしてみましたが、厚着やファンヒーター、ホットカーペットなどで局所的に暖め続けるよりも、エアコンを使って部屋全体で対策をした方が結局快適になり、電気代的にもお得にすごせます。
作業ができる快適ゾーンは気温20~23℃、湿度40%~70%
もし自宅で作業をするなら作業にちょうどいい気温や湿度というものがあります。冬季では気温が大体20~23℃、湿度が40%~70%です。それ以上でもそれ以下でも作業効率は低下してしまいます。今回の記事の前半ではこの快適ゾーンに入れるためのアイテムを紹介していきます。
底冷え対策は暖房の空気を循環するサーキュレーター
サーキュレーター : 無印良品 サーキュレーター
通年で大事ですが、冬場においても最も大事になってくるのがサーキュレーターです。
床暖房や、全館空調といったシステムがあれば必要ないと思いますが、私の家のエアコンは例にもれずに足元がヒエヒエです。エアコンだけだと風向きを下向きに設定しても床下の空気がヒエヒエなので、過去にはエアコンの温度を26度まであげることもありました。そうすると部屋上空の空気があったかくても、床付近の空気が冷たい状態になり、頭がぼーっとするわ、体は冷えるはでいいことがありません。そんな時に便利なので部屋の空気をかき混ぜてくれる「サーキュレーター」です。
サーキュレーターを上向きにして冷えた空気と暖かい空気を循環させる
エアコンにサーキュレーターを組み合わせることで、床に溜まりやすい空気も循環させることができるので、ある程度部屋の温度を均一化できるようになります。
サーキュレーターを回している時と回していないときでは、足元の温度を測定にしてみると2~3℃は変わってきます。エアコンとサーキュレーターを組み合わせて使うようになってからエアコンの温度設定を20~22度でも快適に作業をすることができるようになりました。色々試しましたがこの組み合わせが一番快適です。また、変に重ね着をするより洗濯物も減らせるし、冬用の部屋着も減らせるしで結局余計な手間や出費が減らせ、一石二鳥の対策だと思います。
無印良品のサーキュレーターを5年程愛用しています。小にすれば風切り音もあまり気になりません。愛用中です。
湿度管理に加湿器
加湿器 : アイリスオーヤマ 加湿器 加熱式
冬は乾燥の時期です。私は乾燥に比較的敏感な体質なので湿度管理が必須です。
部屋が乾燥してくると、
- 鼻がすごく詰まる
- 就寝時に喉が痛くなる
- 目がかすむ(飲んでる水分量が少ないからかも)
といった症状が身体に現れるので、冬場は必ず加湿器が必要になってきます。メンテナンスが面倒なタイプなので、菌が繁殖しやすい超音波式ではなく、水を熱で温めるスチーム式を愛用しています。昔は部屋の中でも寝る時にマスクをするほどでしたが、現在は外して生活できるようになりました。
試しにアイリスオーヤマの加湿器を買って壊れたら象印にステップアップ。と思っていましたが全然壊れないのでそのまま使っています。水を入れ直すのが面倒なので、もう少し大容量のタンクの加湿器が欲しいと思う今日このごろです。加熱式なのでポコポコ音が鳴ります。私は寝付きが良すぎるので気になりませんが、静音タイプがいいなら超音波式がいいと思います。
湿度が10%上がると体感温度は1℃上がる
一般的に湿度が10%上がると体感温度が1℃上がると言われています。冬の1℃はとても貴重なので湿度管理はこういったところでも大事になってきます。
温度、湿度の測定は SwitchBot温湿度計 がおすすめ
SwitchBot温湿度計の温湿度計はスマートフォンと連携して温度湿度の記録や、アラート、スマート家電との連携(SwitchBot Hubが必要)ができる優れものです。
これ単体でも、温湿度の記録と、スマートフォンへのアラートができるので一つあるととても便利です。冬場もいつも湿度が低いわけではないので、スマートフォンにアラートを出してくれるこういったスマート家電があると電気代の節約にもなります。
こちらと連携したせいで多機能な加湿器が必要なくなってしまいました。
在宅勤務の足の冷え対策1 あったかルームシューズ
クリマプラス100 コンパクトトラベルシューズ
エアコン+サーキュレーターでもかなり快適になりますが、それでも足元の温度が少しだけ低いので足先が気になると思います。そこで私はあったかいルームシューズを履くことでカバーすることにしています。
ホットカーペットのようなものを使うと、設置している場所だけが暖かくなるので自由なポジションが取りづらく、汗かきで冷え性なせいもあると思いますが、汗腺が刺激されて足汗をかきやすいです。そうなると結局足元の気温が低い分、あったかいのか冷たいのか良くわからない感覚におそわれて意識をとられます。そうならないようにするための、ルームシューズです。
ルームシューズもなんでも良いわけではなく、モンベルのいい素材を使ったルームシューズがおすすめです。
私の愛用しているモンベルの「クリマプラス100 コンパクトトラベルシューズ」は廃盤になっているようですが、モデルチェンジしたものがこちらです。
「クリマプラス」というニット素材が使われていて、温かい空気を蓄えつつ蒸れを逃してくれる、薄いのにとても優秀な素材です。私は足汗をかきやすいので他のスリッパだと蒸れて足汗をかいてしまい、身体が冷えてしまっていましたが、これを履くようになってからとても快適になりました。あるのとないのとでは大違いなルームシューズです。
無印のこれなんかもよさそうです。ゆったり履くタイプのルームシューズの方が蒸れにくそうですね。
在宅勤務の足の冷え対策2 窓からの冷気を和らげる
ダイソーのジョイントマット 9枚入り(400円)
アルミサッシの普通の窓なので冷気が窓辺からすごく入ってきます。日中は太陽光が温かいので問題ないですが、夜間はカーテンを閉めても冷気がその下から滑り込んでくるので、床下の冷気をどうにかしましょう。
そんなこんなでニトリの「冷気ストップボード」なる商品にたどりついたんですが、購入しようと思ったらすでに売り切れていたせいで、こちらの「ダイソーのジョイントマット 9枚入り(400円)」のDIYにたどり着きました。
床に設置した時に隙間があると困るので、一辺をこのようにカッターでカットして使っています。逆側の一辺もカットすれば見た目にすっきりしていいと思いますが、カットしたジョイントをくっつけてあげることで、少しだけ高さを稼げます。
多少DIYが必要ですが、元が安いので試して見る価値はあると思います。冷気を完璧に防げるわけではないですが、夜に比べてみると効果を感じます。簡易的なものなのでジョイントを外すだけ片付けられるのもお気に入りポイントです。
真空断熱のタンブラー or 水筒
お腹に反応しやすいのでコーヒーは一日一杯と決めています。そのため、真空断熱の水筒にお湯をいれておいて、あったかいお湯のままお気に入りのマグカップに移して飲んでいます。
私は水分をちゃんと補給しないと、目が霞んできて視界がボヤケてくるので水分補給は特に大事です。冬場は水分を意識的に取らないと足りなくなるのでしっかり水分を摂りましょう。水筒がボロボロなのは自転車のドリンクホルダーに突っ込んでいるためです。愛用しています。
通年あっていいもの
だんだん冬が関係なくなってしまったのでカテゴリを分けてみました。ご査収ください。
ノートパソコンならディスプレイ・デスク周り
デスクライト : BenQ WiT ScreenBar Plus
意外とよかったのがBenQさんの ScreenBar Plus です。基本的に天井の電気を点けていないので、ディスプレイとの明暗差が気になっていました。デスクライトもありますが、それをつけるとディスプレイへの映り込みや反射が気になるので逆側に向けてほんのり手元を照らすくらいで偏りがありました。
この BenQ WiT ScreenBar Plus は光源が目に入りづらく、ディスプレイにも映り込まない素敵な独自設計、チラツキやブルーライトもないので目に優しいといった高機能ライトです。ライトに悩んでいる方は選択肢に入れてみてください。
リストレスト : サンワサプライ 低反発リストレストミニ
マウスを使う時は手首を机に付けて動かすタイプなのでこのアイテムが必須になっています。
フットレスト : IKEA DAGOTTO
先日購入しましたが、すでにこれがないとだめなレベルになっているIKEAのフットレスト「DAGOTTO」。コスパが最高です。
こうやって板が動くので、足を置く位置を変えることができ、様々なポジショニングが可能です。サイドの金属も足の裏を刺激していい塩梅。お気に入りのフットレストです。
息抜き用に膝上テーブル
膝上テーブル : イーサプライ ラップトップテーブル
ノートパソコンやタブレットで作業している方におすすめなのが膝上テーブルです。気分転換や息抜き、ソファなどで作業をする時におすすめです。私はこれにIKEAのポエングとオットマンでだらーとしながら作業するのがお気に入りです。
横からみるとこんな感じでクッションが入っています。
これだけだと高さが低いので、ソファなどで作業をする時は平ためのクッションを挟めば完璧です。
机の上におけばノートパソコンのスタンドとしても使えて、そのまま持ち上げてポエングに移動できて最高です。使い方がハマれば欠かせなくなるテーブルです。
USB Type-C ハブ
デスクとその他の場所で作業する場合に切り替えが簡単になるのが USB Type-C ハブです。ノートパソコンに USB Type-C の端子がついていてそこからディスプレイに出力できるのならまっさきに入手しておきたいアイテムです。このハブが一つあればディスプレイの出力とノートパソコンの電源の確保、キーボードの接続などがケーブル一本で実現できて取り回しがよくなります。
音響も大事です
人によって集中できる環境は違ってくると思いますが、無音な場所より少しザワザワしていたほうが長時間集中しやすいと思っています。
無音の中ではより深く集中することができますが、それだけだと疲れてしまいます。会社であれば多少ざわついた中で仕事をしても集中できると思いますので、在宅ワークでも少しだけノイズがある環境にしてあげるための音響機器を揃えてあげるのがおすすめです。
ノイズキャンセリングヘッドホン
在宅ワークでは音楽やラジオが欠かせません。ノイズキャンセリングのヘッドホンがあれば周辺の音をある程度シャットアウトしてくれるので集中に必須なアイテムになっています。特に集合住宅住まいの方は周辺の音も気になってくることがあると思います。
ちょっと良いスピーカー
ヘッドホンも大事ですがスピーカーも大切です。
良い音は集中を妨げず、在宅ワークを促進させてくれます。ちょっと良いスピーカーだと小さい音量でも心地良く鳴らしてくれるのでYoutubeの動画やRadikoでラジオを聞く。といっただけでもパソコン内蔵のスピーカーやタブレット、小型のBluetooth対応スピーカーなんかで聞くものとはまったく別のものになります。何より聞き疲れが少ないので、長時間の仕事であれば尚更必要になってきます。初めてのスピーカーならデスクにおきやすいアンプ内蔵のアクティブスピーカーがおすすめでしょうか。
AmazonのEchoやGoogleのNestなど音質を改善したモデルも販売されるようになってきました。スピーカーだとちゃんと配置しなければいけませんが、置き場所に悩むなら、せめてこちらを購入した方が色々遊べて面白いかもしれません。
Bluetoothレシーバー
スピーカーを鳴らすのに直接繋いでもいいですが、Bluetoothレシーバーがあれば手持ちのスマートフォンやパソコンなどから音楽を飛ばすことができるのでスピーカーとの接続がとても簡単になります。
私はYAMAHAのNS-10MMというもう10数年使っているブックシェルフ型のスピーカーを愛用しており、未だに特に不満もなく使っています。音を鳴らすためのアンプが別に必要なタイプです。元々ホームシアター用のものでしたが、コンパクトでちんまくてデザインが良く、サイズが幅107mmx高さ191mmx奥行140mmとデスクの上にぴったりだったのでそのまま愛用しています。その前にはもう少し大型のスピーカーを使っていましたが、結局邪魔になるしオーディオも沼が深すぎるのでこの辺りで十分でした。
これ単体では低音が弱いですが、ヤフオクやメルカリならペアで5000円くらいで購入できると思いますので入門に良いかもしれません。その後はサラウンド欲しさにサウンドバーを検討しましたが、絶対に普通にスピーカーを使った方が音がいいなと思い、NS-10MMを買い増しして5.1chのサラウンド環境になっています。最高です。
アンプにBluetoothレシーバーが一緒についてくる便利アイテム。いい時代です。
まだまだ続く在宅ワークを乗り切ろう
寒さ対策を書くつもりが随分脱線してしまいました。今回は私が行っている寒さ対策と、在宅ワークで愛用しているアイテムなどを紹介してみました。
在宅ワークで集中するこつは、自宅の中で集中できる環境を複数揃えることでしょうか。私の場合は、作業デスク、膝上テーブル、音楽なし、音楽あり、ラジオ。といった感じです。集中できなくなったら意識的に切り替えるようにしています。
もうちょっと寒い時期が続きますが、まだまだコロナの収束には見通しが立たないので、少しでも作業のしやすい環境を構築することが自分のモチベーションの維持に繋がると思います。私はこういった形で快適に作業することができているので、何かしらの参考になれば幸いです。