お部屋の温度湿度対策に。SwitchBot温湿度計が手軽にログがとれたりスマート家電と連携できてとっても便利
Amazonセールのたびにいろんな機器が増えていく我が家ですが、以前のセールでAmazon echoとスマートリモコンを購入したら、すっかりスマートデバイスに依存する生活になってきました。
初めに購入したスマートリモコンはEcho Dotとのセットで安価だったEZCONというスマートリモコン。これはこれでスマートリモコン初体験の私にはとてもいいものでしたが、やりたいことが増えてくると拡張には物足りないものでした。もう少し色々できないかと調べていると、SwitchBotというメーカーの機器では気温や湿度が計測できるものやアナログなスイッチにも対応できる製品が販売されており、さらにはそんな機器を連携させて条件で操作ができると知りました。EZCONには申し訳ないですが早速入れ替えで購入してみると、その使いやすさにあっというまにリモコンやプラグを手に入れてしまった次第です。
SwitchBot 温湿度計
今回主に紹介するのはSwitchBot温湿度計です。名前の通り温度と湿度を計測するものですが、スマートフォンのアプリと連携することでログを記録してグラフで確認したり、CSVに書き出したりといままで欲しかった機能がしっかり搭載されていました。さらには同社のSwitchBotハブミニと連携することで外出時の確認や、「シーン」という機能を使うことで、温度や湿度を24時間監視して、特定の数値になったら加湿器を付ける。エアコンを消す。といった動作が可能になる魔法のデバイスです。
私は花粉症に慢性鼻炎、乾燥していると鼻が詰まって鼻呼吸が厳しく、就寝時にはマスクとブリーズライト(鼻を広げるアイテム)が必須で朝起きると喉が痛い。体が乾燥しすぎると目が霞む。といった体質です。そのため花粉が飛ぶ春、秋と冬の乾燥の時期など気づけば一年中湿度を気にする生活になっていました。ついでに言えば冷え性に加えて手足に汗をかきやすいので冬場の底冷えは足汗の影響でがんがん体が冷えてしまう(靴下はメリノウール。あったかスリッパは足汗を促進して逆によく冷える)。寒いと指先が動かなく、冷気を感じるとトイレが近くなるので着込めばいいという訳ではない…。という厄介な感じなので部屋の温湿度管理が非常に重要になっています。
いままでは簡単な温湿度計と加湿器を使って受け入れつつの生活を送っていましたが、今回SwitchBotの温湿度計を導入したことで、気温と湿度がリアルタイムに可視化でき、おかげで部屋の空調の問題箇所の発見、リモートデバイスと連携できたおかげで生活がとても改善したので、まだまだ使い始めですがおすすめポイントを書いていきたいと思います。
SwitchBot温湿度計
SwitchBot温湿度計の外観はシンプルで主張の少ないデザインなので、どこでも置いておきやすい温湿度計です。表面は大きなものモノクロ液晶が搭載され、デカデカとした文字なので視認性も十分です。液晶には気温、湿度、電池残量にBluetooth接続時にはアイコンが表示されます。バックライトは非搭載なので暗い場所では見えにくいです。
背面にあるポッチのようなボタンはスマホのアプリとの連携に使います。中央の窪みは電池の蓋を開けるためと、ここに簡易的なスタンドを装着することができるようになっています。見えない部分では背面にマグネットが内蔵されているので、冷蔵庫などに貼り付けることができるようになっていますね。
付属品は
- 本体
- 単4電池
- スタンド
- テープ付き金属プレート
です。本体側にマグネットが内蔵されているので、テープ付きの金属プレートを好きな場所に貼り付ければ、それにマグネットでくっつけることができます。
こういった形で冷蔵庫に貼り付けしたり、付属の金属プレートにくっつけることができます。
先程の窪みにはこういった形でスタンドを付けることができますがあんまり使う機会はないかもです。箱に入れておいても忘れそうなので、パーツをなくさないように取り付けています。
単4電池2本で動くのでどこにでも置いておける
バッテリーは内蔵タイプではなく単4電池2本で動きます。バッテリー内蔵式だと処分の際に面倒なので乾電池式は大歓迎です。最近はなんでもかんでもバッテリーを使いすぎな気がします。
ケーブルが必要ないので、手の届きにくい場所やボックスの中でもどこでも設置することができますね。どのくらいバッテリーが持つのかは特に記載がなかったので切れた段階で報告したいと思います。
便利な所
スマホのアプリから一覧で確認が出きて便利
iOS用のSwitchBotのアプリはこんな感じです。つい最近アプリがアップデートされてとても見やすくなりました。ログの記録だけであれば温湿度計単体とスマートフォンがあれば使うことができるので1,980円で導入することができます。
設定した温度、湿度で通知してくれる。
アラート機能をONにすることで左のような形で自分で正常だと思う範囲を指定することができます。範囲を外れたたら右の赤枠のような形で通知が飛んできます。注意点としてiOSであれば温湿度計単体で通知ができますが、Androidの場合は後述するSwitchBotハブミニ、SwitchBotハブプラスが必要になるようです。
温度、湿度の校正ができる
2つの温湿度計を購入した際、隣同士に並べると湿度だけが2%ずれていました。なかなかの精度だと思います。
私は完璧な数値が知りたい訳ではなく、部屋を快適にしたいことが目的なので両方が同じ数値であればとても助かります。そんな時に校正機能を使って微調整することができるので、変化を正確に把握することができます。
こういった形で温度は0.1℃、湿度は1%から修正できます。校正の解説では温度の場合は氷水にいれてむにゃむにゃと書いていましたので機会を作って試してみようかなと思います。
ログが記録されるのでいちいち確認する必要がない
4秒毎にデータが記録されます。温湿度計単体ならスマートフォンのアプリ確認時に同期が行われ、SwitchBotハブとの併用ならハブに溜まったデータをいつでもどこでも確認することができます。アプリ内では温度、湿度の両方をグラフで確認することができ、変化が視覚化されるのがとても便利です。CSVで記録されたデータを書き出すことができるのも嬉しいポイントです。
SwitchBotハブミニ、SwitchBotハブプラスと組み合わせることで「クラウドサービス」が有効化
単体でも使えますが、他の機器と組み合わせたい場合は写真左のSwitchBotハブミニと組み合わせることで、SwitchBot温湿度計の「クラウドサービス」機能が有効化されます。
このようにアプリ内で「クラウドサービス」機能を有効化すると、
- 「シーン」機能を使った条件設定によるSwitchBot機器の自動操作
- Google Assistant、Amazon Alexaとの連携
- IFTTTとの連携により、他社対応機種と連携
- Siri Shortcutsを使った連携
といったような機能が開放されます。SwitchBotの各デバイスとの連携もこの「クラウドサービス」をONにしなければいけないのでハブ(リモコン)は必須かと思います。以下にサードパーティ製品との連携について詳しく書かれているので興味のある方は。
【ハブと連携】条件設定によるアラート、その他のリモートデバイスと連携
SwitchBotハブミニと連携することで、SwitchBotの各種機器やクラウドサービスとの連携が使えるようになります。図のように、SwitchBot温湿度計で取得した湿度に応じて、SwitchBotプラグの電源をON、OFFにする。といった設定が可能になっています。
シーンを一時的にOFFにしたり、条件設定に曜日、日時を加えることもできるので平日の外出時でも安心です。
【ハブと連携】外出中でも確認できる
ハブと連携することで外出中でも自宅の温度、湿度を確認することができます。ペットや観葉植物など、日中に部屋がどうなっているのかが記録されていると安心かと思います。ハブがない場合は外出中は確認できず、帰宅後に同期して確認です。
我が家のSwitchBot温湿度計の実績
その1 エアコンとサーキュレーター併用時の最適解
私の部屋のエアコンはもともと部屋に備え付けてあった10畳用のシンプルな機能のエアコンを利用しています。
何も対策しないで使うとエアコンの温度設定は25、26℃。典型的な天井に暖気がたまる状態で、頭は暑すぎてぼーっとしてしまい、足元は寒いので凍えてる。といったことになってしまいます。そのため、暖房の時期はエアコンの風向きを下に向けてサーキュレータをエアコン・天井向きにして空気を循環させる。といったテクニックをネットで調べて見様見真似の配置を行い満足していました。
今回このSwitchBot温湿度計を2つ使う事で、部屋の上部と足元の温度をしっかり測定してサーキュレーターの配置を検証しました。結果的に足元の温度を安定して20~21℃に。天井付近の温度も22~23℃に。元々の部屋の上下の温度差が3~4℃だったのが1℃程度に収まるように改善でき、エアコンの温度設定も21~22度に下げることができています。
窓から入る冷気をどうするかで、ニトリの冷気ストップボードを購入しようとしたら売り切れていたので、ダイソーで400円で購入したジョイントマット(9枚入り)をDIYして窓際に配置したのも大きく効きました。
室内の温度が安定していると、非常に快適なのでもう少し改善したいところです。
その2 湿度計と連動して加湿器のON/OFFを自動化
「温湿度計」+「ハブミニ」+「プラグ」を連動させることで温度や湿度をキーにしてSwitchBotプラグなどのON/OFFを行うことができます。加熱式の加湿器が好きなので使っていますが、アイリスオーヤマの安いものなので自動でON/OFFする機能がないので試しに使ってみました。
特に便利だったのが就寝時でしょうか。
冬場は加湿器をつけっぱなしにして寝ていますが、湿度に応じて自動でOFFにする機能がないので朝起きると部屋を加湿し過ぎてしまいます。
そんな問題を解決するためにこれらを連携することで加湿器のON/OFFを自動化。グラフのように設定した湿度で止まるようにしたのが見事に成功し、6時頃に設定した湿度まで上昇したのでそこでスイッチがOFFになってくれています。
もし加湿器の水がなくなってしまった場合は、設定した湿度を下回った時に通知がくるようになっているのでこれも解決です。
掃除が面倒なタイプなので、超音波式はカビが怖く、加熱式を好んで使っていますが、SwitchBotと連携させることで十分な機能の加湿器に仕上がってくれたので大満足です。壊れたら象印の加湿器にしようかと思っていましたが必要がなくなりそうな気配です。
その3 玄関などの湿気が問題になりそうな箇所の視覚化
今年の夏場のことですが玄関の靴箱に入れてある革靴にカビがもっさり生えていました。以前住んでいた家は乾燥がすぎていたのでカビの心配がまったくなかったため油断していました。そんな玄関でもログがしっかり視覚化されるのでどんな対策したらどうなったがとてもわかりやすくて最高です!
生活がよりよくなる温湿度計の決定版!
という訳で、SwitchBotの温湿度計がとても便利だよ!といったお話でした。
コロナ禍で自宅にいる時間が増えた方、まだまだリモートワークな方など意外と空調を気にされていない方も多いと思います。そんな時に色々連携できるSwitchBot温湿度計があれば問題の視覚化や対策が容易になります。お高い暖房器具や加湿機をえいやと購入する前の状況把握にもおすすめですね!
温湿度計のみ
その他の機器と連携しない。ログだけほしい。といった目的なら単品でOKです。Android、iOSを搭載したスマフォがあれば始められます。
各デバイスとの連携
連携したい場合はSwitchBotハブミニが必須。EZCONはアレクサでエアコンというキーワードが使えない。家のエアコンは風量自動が設定できない。といった変な制約がありましたがこちらはどちらも問題なく使えました。
手持ちの単機能な加湿機と連携するなら
Amazonのアレクサ専用プラグを使っていましたが、こちらの方が高機能です。何気に消費電力量を測れるのがお気に入り。
ちなみにSwitchBotからも加湿器が販売されています。
SwitchBotファミリー
リモートボタンとスイッチ。
カーテンの自動開閉機。照度センサーだけ別売りにしてほしい…。