ミニベロのフロントラックに丁度いい RIXEN&KAUL ヴァリオラック KF873 で快適な自転車ライフを。【DAHON Boardwalk D7】
仕事柄、いつもカメラとパソコンを持ち歩いていますが、自転車に乗る時でもこの2つは必須の道具になっています。重たい荷物はバックパックやメッセンジャーバッグなどに入れて背中に背負いますが、問題は目的地に到着する頃には肩や背中が汗でびちょびちょになってしまうことでした。
どうにか荷物も自転車で運びたいと色々試した所、すでに2年程使っているフロントラックとしても使える「RIXEN&KAUL ヴァリオラック KF873」が定着したので紹介してみたいと思います。
RIXEN&KAUL ヴァリオラック KF873
私が一番重宝しているのがフロントラックの「RIXEN&KAUL ヴァリオラック KF873」です。耐荷重7kgまでの荷物に対応し、工夫されたストラップで横型のメッセンジャーや、縦型のバックパックでも乗せられる汎用性の高いラックです。
「RIXEN&KAUL ヴァリオラック KF873」はKLICKfixという規格に対応しており、今回のような自転車の前に付けるスタイルだったり、シートポストにつけるアタッチメントなども販売されているので自転車によって付け方を工夫できるアイテムです。
こちらはRIXEN&KAULの製品ですが、DAHONの親子メーカーTernからは同じものが「Kanga Rack」としても発売されています。
ラックの形状もバッグを載せる上で余裕のある形状になっています。それに加えてこのストラップが上手くできており、横型でも縦型でもストラップを調整して荷物を固定することができるようになっています。
目的によっては自転車を駐輪場に置いて、現地を長時間歩く。ということがありますので、いつも使っているカメラやパソコンが入るショルダーバッグを使いたい私の目的にぴったりのラックでした。
ラック自体の耐荷重は7kgです。私の荷物を計ってみたら約4.5kgありました。この状態でサイクリングロードで約25km/hで走っても安定感が悪くなるということはありません。ミニベロの場合はもともとの荷重が後ろ寄りの自転車なので、逆にバランスが良くなっている気がします。
また、これは DAHON Boardwalk D7 の場合ですが、ラックをフレームに直接付けたアタッチメントを通じて取り付けるため、ハンドルを切っても荷物が左右に振れることはありません。このおかげで重量のある荷物でも安全に走行することができるようになっています。
下側のストラップがこのようにサイドに引っかかるので荷物が簡単には落ちないようになっており、これまでの走行中でも勝手に外れたことはありません。
荷物の固定は、荷物をラックに乗せて下側のストラップを荷物に引っ掛けます。そのストラップを上に引っ張れば横幅が狭まり固定され、その分中央のストラップに余裕ができるようになります。バックルの上側のストラップは伸縮できる仕様になっているので縦型のバッグにも対応できるようになっています。
参考までに写真のバッグの大きさは高さ28cm x 幅39cm x 奥行17cmほどのメッセンジャーバッグです。まだストラップが余っているのでもう少し大きいバッグでも乗っけることができますね。縦型のドライバッグ、キャンプに行くなら、シェルフなどを取り付けてもいいと思います。
KLICKfixに対応しているのでワンタッチでキャリアを取り外すことができます。
荷物を搭載してる状態でもそのままラックの取り外しができるので、コンビニやトイレなどちょっとした寄り道をする場合に便利です。
前側に荷重がかかるので、スタンドがキックスタンドだと荷物の重さ次第で自転車が倒れてしまいます。
そのため、センタースタンドをダブルレッグのタイプに変更するのがおすすめです。これならスタンド時に安定するので鞄を乗せたまま荷物を取り出すこともできるようになります。デメリットはセンタースタンド自体が400gオーバーと重たいことでしょうか…。
「RIXEN&KAUL ヴァリオラック KF873」は上下で固定する箇所があり、荷物のバランスに応じて変更することができるようになっています。左が下側で固定したもの、右が上側で固定したものです。
上側で固定した方が重心が下がって安定するかと思いましたが、下側の固定の方がラック自体がしなりにくくなるので走行時に安定します。
上側で固定するとタイヤすれすれです。タイヤはシュワルベマラソンレーサーの20×1.5ですがこれ以上太くなると当たってしまいそうですね。
上側に取り付けて1年程使っていたら、一番負荷のかかりそうな中央の二箇所が折れてしまいました…。上側に取り付けていると走行時に重さでしなってしまうのでダメージ蓄積されたようです。上側を使う時は軽量で大きなもの限定で使うと良さそうです。
その後、下側に取り付けるようになってから1年以上たっていますが問題なく使えています。
前後のラック、キャリアの色をあわせてみると見た目にもフィットしてきますね。
ラック自体はこれまで2年以上使ってきましたが、パソコンやカメラが故障するということもありませんでした。
DAHON Boardwalk D7 に取り付ける場合
私が乗っている DAHON Boardwalk D7 に取り付ける場合は写真のTernのオプションパーツ「Luggage Truss 2.0」を取り付ける必要があります。
フロントフォークの上にキャップが被されているネジ穴があり、DAHONの純正オプションを取り付ける場所ですが、ここに「Luggage Truss 2.0」を取り付けることができます。こちらの耐荷重も7kgになっており、ラックの重量を差し引いて計算するといいと思います。
DAHONの純正パーツもありますが、あちらは独自規格になっているためKLICKfixの「Luggage Truss 2.0」を選びました。
「Luggage Truss 2.0」はKLICKfixの取り外しボタンに鍵がついているのでラック自体が盗まれにくくなっています。また、フレームに直接取り付けるので比較的重い荷物を乗せてハンドルを切っても左右にブレずに安定して走行できるのも素敵なポイントです。
Tern製のものがなんでDAHONの自転車に取り付けられるの?となると思いますが、DAHONの創業者の息子が立ち上げたのがTernになり、同じような規格で作られているものが多いので共通で使えるパーツがあります。
ラックを取り外した状態だと変な出っ張りのある自転車感が残ります。別のKLICKfix対応のバッグを取り付けておいてもいいと思います。
その他の自転車用のKLICKfix対応アタッチメント
φ25.4mmのハンドルバー対応のアタッチメントです。耐荷重は7kgです。鍵付きと鍵なしです。
φ31.8mmのハンドルバー対応のアタッチメントです。耐荷重は7kgです。
ハンドルバータイプはこのパーツと組み合わせて使っている方も見かけました。
シートポストやヘッドポストなどの垂直方向のパイプに装着可能なアタッチメントです。耐荷重は7kgです。
直径25-32mmのシートポストに装着可能なアタッチメントです。こちらは耐荷重が5kgとなっているので注意です。
自転車ライフを快適にしてくれる便利なラック
「RIXEN&KAUL ヴァリオラック KF873」は、購入してからすでに2年程使っていますが、とても気に入っているおすすめのラックです。
荷物を背負わずに済むメリットとしては、肩や背中がびちょびちょにならないこと、特にミニベロでかもしれませんが重心が低くなるので走行時の安定感が増すこと、荷物の締付けがないので開放的で疲れも軽減されることです。
自転車と重量のある荷物はどうにも相性が悪いですが、上手く自転車に任せられるととても自転車ライフがとても快適になります。これから自転車キャンプもやっていきたいし、まだまだ載せたい荷物がたくさんあるので工夫して見たいと思います。