シュワルベ コジャック 20×1.35 に履き替えました。 - Dahon Boardwalk D7
住宅事情も変わり、坂道が多いエリアに引っ越したので試行錯誤の一貫でシュワルベ コジャック 20×1.35 に履き替えてみました。今回もいままでのタイヤの感触を忘れないうちに換装した感想など書いてみたいと思います。
SCHWALBE KOJAK 20×1.35 フォールディング
シュワルベの「街乗り」タイプのタイヤで20インチが用意されているのは4種類、2インチながら比較的軽量な「ビッグアップル」、さらにファットな2.15インチで重量級の「ビッグベン」、ちょっと用途が違うカーゴ向けのタイヤな「ピックアップ」、1.35インチで軽量なスリックタイヤの「コジャック」になります。
「コジャック」の20インチにおいてはラインナップが2種類存在し、「ワイヤービード」と「フォールディングタイヤ」から選べるようになっています。フォールディングタイヤは50g程度軽量ですが価格も高めです。
シュワルベ コジャックは耐パンクベルトレースガードも採用されています。シュワルベの耐パンクタイヤのグレードは7段階あって、4段階目と比較的パンクしにくいタイヤだと思います。街乗りには十分でしょう。
ちょっと細めのタイヤなので空気圧はちょっと高めの4.0-6.5barが設定されています。私は柔らかめな乗り味が好きなので前4.5bar、後ろ4.8barで調整しています。
パッケージの写真を撮り忘れていましたが、左奥の箱がシュワルベ コジャックになります。フォールディングタイヤなのでコンパクトな箱にタイヤが折畳まれています。
スペック的にはこんな違いです。検討したタイヤもリストに入れてみます。
乗ったことがあるタイヤ | サイズ ビード径 |
フォールディング | 空気圧 | 重量 | メモ |
---|---|---|---|---|---|
Kenda Kwest |
20×1.50 406 |
280-460 | 420g | デフォルト | |
パナレーサー ミニッツタフ |
20×1.25 406 |
455-700 | 240g | 2年半使用したタイヤ 耐パンク強化タイヤ |
|
シュワルベ マラソンレーサー |
20×1.50 406 |
400-600 | 355g | マラソンシリーズで軽量 | |
検討・気になるタイヤ | |||||
パナレーサー Minits Lite |
20×1.25 406 |
○ | 455-700 | 170g | フォールディングタイヤで軽い |
パナレーサー Pasela |
20×1.25 406 |
280-455 | 340g | 街乗り カラーが色々 |
|
シュワルベ ワン チューブタイプ |
20×1.10 406 |
○ | 600-900 | 200g | 軽量、さらに細い |
シュワルベ コジャック フォールディング |
20×1.35 406 |
○ | 400-650 | 235g | 耐パンクベルトレースガードを採用 フォールディングタイプなので軽量 |
シュワルベ コジャック ワイヤービード |
20×1.35 406 |
400-650 | 280g | 耐パンクベルトレースガードを採用 ワイヤービード |
|
シュワルベ マラソン |
20×1.50 406 |
400-700 | 530g | 3mm厚の耐パンクベルト | |
シュワルベ ビッグアップル |
20×2.00 406 |
最大500 | 495g | 太い | |
シュワルベ ビリーボーンカーズ |
20×2.00 406 |
○ | 最大550 | 355g | 太いけどフォールディングタイヤなので軽い オフロードも走るなら魅力的 |
今まで乗ったタイヤは、Dahon Boardwalk D7 標準のKenda Kwest、パナレーサーのミニッツタフ、シュワルベ マラソンレーサー、今回のシュワルベ コジャック フォールディング で4種類目です。
太さは 1.5 → 1.25 → 1.5 → 1.35 と来ましたが、ミニッツタフの1.25はとんがり頭のせいもあってか細すぎて私には合わなかったです。しばらくマラソンレーサーの1.5チンチのタイヤを履いていましたが、これは特に不満もなく走りも乗り心地も満足でした。
今回の シュワルベ コジャック は最初に装備されている Kenda Kwest に比べると、とても軽量で細くなりすぎないタイヤです。乗り味は大きく変わるので、変化を加えてみたいと考えている初めての変更にもおすすめできるタイヤです。
スリックタイヤなのでタイヤに溝はありません。ホイールに取り付けの際も特に前後がないようです。ブロックタイヤだとタイヤ自体に前後を示すマークが書いてありましたがこのタイヤはありませんでした。気持ち的にサイドのパターンから推測して斜めのパターンが前になるようにとりつけておきました。
交換作業をしてみて
フォールディングタイヤなのでビードが柔らかい
今回は ケブラービード と呼ばれるケブラー繊維を使ったビードのタイヤになります。軽量で強度が高く、折りたたむこともできます。その分値段が高いのが特徴です。
触ってみた感覚としてもいままでのワイヤービードのタイヤに比べると柔らかいです。半分以上、手で嵌めた後にタイヤレバーを使いましたが、ビードが簡単に持ち上がったので比べても嵌めやすく感じました。
タイヤチューブも軽量化
今回は軽量化も兼ねていたのでシュワルベのタイヤチューブから、軽量で評判のMAXXISのタイヤチューブに変更してみました。
実測での重量は、
- 実測 : 192g(2本分) → 139g(2本分) = 53g
と53gの軽量化です。カタログスペック的にはもう30g削れる予定でしたが、MAXXISのタイヤチューブが大分上振れしました。
リムテープも軽量化
愛用していたヘルマンズのリムテープが廃盤となってしまったのでせっかくならとファブリックのリムテープを試してみました。
実測での重量は、
- 実測 : 40g → 12g = 28g
と28gの軽量化です。こちらは期待していなかった部分なので嬉しい結果となりました。最大空気圧は10barとのこと。薄くして心配なら2重に巻けば問題なさそうだし、それでもリムテープより軽量ですね。
走行性能と乗り心地の違い、交換してみて思うこと
いままでのタイヤに比べての主観での感想になりますがメモしておきます。
漕ぎ出しが軽い。転がりもとてもいい。
基本的にタイヤが小さいと漕ぎ出しが軽く、ペダルの回転数が同じだと最高速度が遅くなります。
今回はサイズダウンしたのと全体の軽量化の影響もあると思いますが、マラソンレーサーに比べると非常に漕ぎ出しが軽く感じます。走り出しにマラソンレーサーと同様に踏み込んだら前輪が浮きました。ストップアンドゴーが多い地域なら間違いなく走りやすくなると思います。
上り坂でペダルが軽い
引っ越しをして坂だらけのエリアになりましたが、こちらもサイズダウンと全体の軽量化の影響もあると思いますが、思った以上にペダルが軽くなりました。
近くにある図書館の裏道がなかなかの斜度なんですが、マラソンレーサーの「かなりきついけど登れる」、から、コジャックでは「きついけどわりと登れる」。くらいの感覚になりました。どちらにせよきついですが…。
1.5インチタイヤに比べると振動増
空気圧を調整しても1.5インチタイヤに比べると、特にハンドルから伝わる振動が増したように感じます。これはエルゴンのグリップから変更した影響もあるかもしれません。
1.5インチに比べれば細いが溝や段差はそこまで気にならない
1.25インチのタイヤを履いていた時は、段差や溝が非常に気になっていましたが、それに比べると 1.35のタイヤでも思ったよりも気になりません。当時とは乗り方が変わったのかもしれないですが、段差に関しても思った以上に気になりません。
空気圧は前4.5bar、後ろ4.8barくらいがちょうどいい?
6.5barまで入るタイヤですが、体重70kgの私は現在前4.5bar、後ろ4.8barで調整しています。
前輪を柔らかくしておくと手に来る振動も軽減されるので、日常使いにはこれくらいがちょうどいい感じです。グリップの変更や、グローブをしてがっつり走りならもう少し固めでもいいかもしれません。
DAHON Boardwalk D7のお手軽な軽量化、日常使いに。
前回、前々回との中間のタイヤに変更しましたが、軽量化も相まってか、坂も登りやすくとても走りが軽快になりました。タイヤも細すぎず、私的にギリギリ許容範囲の太さでした。今回は坂が多めのエリアに引っ越したのでこちらを選択しましたが、そうではなかったら シュワルベ マラソンレーサー を履き続けたと思います。それくらい気に入っているタイヤだったので、このあたりは好みの選択になりそうですね。
もし初めての交換タイヤに検討している場合、より大きく乗り味が変わるのはこちらのタイヤなので、変化を期待しているならとてもおすすめのタイヤですね。