“シグマ 60mm F2.8 DN マイクロフォーサーズ” 実写レビュー。ひたすら開放でスナップしてみる [レンズレビューその2]
“シグマ 60mm F2.8 DN マイクロフォーサーズ” のレビュー2回目。
今回は、撮影してきた写真をひたすら並べてみたいと思います。開放からしっかり撮れると評判なので実力を試したく、開放縛りで撮ってきました。
Lightroomで軽い調整はしていますが、ほぼそのまま出力しています。
使ったカメラ・レンズ
現像ソフト
- Adobe Lightroom 5.7
中望遠だと圧縮効果もなかなかですね。
トップの写真です。
絞り羽は7枚円形絞り、玉ボケもキレイに出ます。
換算120mmだとしっかり距離をとって撮れるので、猫撮りにもいい感じです。
寒梅を撮ってみました。f/2.8 換算120mmなので背景がしっかりボケてくれます。
ちなみにこの写真は横構図をトリミングで縦構図に修正しています。
最短撮影距離は50cmですが、小さい花でもトリミングしてあげれば十分撮れると思います!
自然な後ボケで、被写体を強調します。
すごく適当にスナップしてしまい、後から見て後悔。
背景にピントが合っていますが、それでもなかなかの立体感です。
開放で撮ってこの先鋭感。
明暗をしっかり描きわけます。
働くおじさんもかっこよく撮れます。
若干、四隅の減光が分かりますね。
陰影がしっかりしてるので、アンダーめで撮るのが気持ちいいです。
しかし、ほんとにこの価格のレンズかと疑う描写。
換算120mmのf/2.8なので、ちょっと暗いところに行って、いつものスナップ感覚で撮るとすぐに手振れします。
上の写真を等倍でトリミング。等倍でこの解像度は驚きです!がりがりトリミングできますね!
若干糸巻き型の歪曲です。
逆光っで撮ってみると角度によってはフレアがでますね。
こんな感じにも
車の光沢感の描写も素晴らしいと思います。
これまた開放の必要がないカットですが、電線部分にパープルフリンジが出ました。
コントラストが高く、細い被写体を撮る場合には、ちょいと絞り込んであげるのがいいかと思います。
盛大にゴーストを出してみました。
まとめ
いかがでしたでしょうか??
安価なレンズですが、評判以上の写りに大満足でした!
室内などの撮影には向かないですが、スナップ、お散歩写真、ちょっとした花撮り、AFもそれなりに速いので子供写真などにもいいかもしれません!
また、コンパクトなレンズなので旅行用の3本目などに持っていて損はないレンズだと思います!
ちょっと気になったところ
今回使って気になったところは、花などの小さいものを撮る場合、最短撮影距離付近だとオートフォーカスが後に抜けたまま帰ってこなくなる場合が多々ありました。小さい花ほどAFがあてにならずに難しく、手前に一回戻すか、MFで頑張るかになりました。
他には、
- つるつるなので指紋でべたべたになる
- 金属鏡筒なので冷たい
普段は広角よりのレンズばかり使っていますが、今回試しに使ってみて思ったより望遠好きなんだなと思いました。大満足の写りなので、これから頻繁に持ちだそうと思います!