ケンコー、マルミのステップアップリングはどう違う?二つのフィルター径変換アダプタを比較してみる

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あまり頻繁に使わないフィルターは大きめのサイズを購入して、口径の小さなレンズでも使えるようにステップアップリングを購入される方も多かと思います。

そのステップアップリング。価格はケンコーが約1,000円、マルミが約400円と2.5倍近く価格の開きがあります。いろいろ調べてみても二つのメーカーを比較しているサイトがなかったので、今回はそんな二つのステップアップリングは何が違うのか比較してみたいと思います。

ケンコー、マルミのステップアップリングの違いを見てみる

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左がケンコー、右がマルミのステップアップリングになります。
マルミのステップアップリングの方がシンプルなデザインです。

予算の都合上、別のサイズのステップアップリングを購入しているので、中央の穴の大きさが違うのはご了承ください。

ケンコーのステップアップリングはローレット(溝)が刻まれている

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一番の違いはこれ。
ケンコーのステップアップリングはローレット(溝)が刻まれており、滑りにくく、回しやすくなっています。

これが結構重要なポイントで、ステップアップリングとフィルターをきつく締めすぎると、カメラからは簡単に外れますが、リングとフィルターは取り外しが非常にしにくくなります。

そんな時、ケンコーのステップアップリングは溝があるおかげで取り外ししやすくなっています。

ケンコーのステップアップリングは僅かに薄い

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こう見ると薄さが若干違います。ケンコーのほうがわずかに薄いです。

ケンコーのステップアップリングは面取りされている

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ケンコーのステップアップリングはエッジが面取りされています。マルミのステップアップリングは角が立っていますが、こういった加工も価格に表れているのでしょうか?

ケンコーのステップアップリングの方が黒い

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下がマルミ、上がケンコーのステップアップリングです。
おもいっきりストロボを当てたら色の違いがはっきりでました。

二つを比較すると、ケンコーのステップアップリングの方がより黒く、反射が少ないです。もしかしたらケンコーのステップアップリングは反射を抑える加工がされ、余計な反射が起きないということは画質面でもメリットがあるのかもしれません。

フィルターを付けてみる

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フィルターを装着してみました。ケンコーのステップアップリングは溝があるので取り外しがしやすいです。

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マルミのステップアップリングは、すっきりしていますがフィルターの取り外しが若干しにくいです。

上から見てみる

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ケンコーのステップアップリングを見ると、こんな感じで半分ちょっとに溝が刻まれています。

 

いかがでしたでしょうか?
結局どちらがいいのかといえば、マルミのステップアップリングは価格が半分以下なので予算次第かなと思います。よーーくみると、細部でケンコーのステップアップリングの方が質がよいのでここぞのレンズと場面ではケンコー製を使用したいかなと思います。

ただし、マルミのステップアップリングも日本製であることは変わりがないので、下手に中国製の激安ステップアップリングを購入するくらいなら、マルミを購入したほうがいいのは間違いないかと思います。

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