随分久しぶりに余裕ができたので、仕事の合間に休暇も兼ねて奈良、伊勢に4日ほど滞在してきました。今回はいつもと趣向を変えて、以前に購入した折りたたみ自転車でサイクリングも楽しみつつの写真旅行です。
いろいろ調べましたが、奈良は自転車に優しく、駐輪場、自転車を保管できる宿、自転車搬送サービスなんかも県をあげて取り組まれている素敵な県のようです。
今回のお供は、とうとうこんなところまで持ってきてしまったダホンさん。サドルの下についているのが輪行バッグ。折りたたみ自転車はこのバッグに入れれば電車に乗せて移動できるので非常に便利な代物です。ダホンさんは購入したころから随分と姿が変わっており、ぼちぼち走れるようにバージョンアップしています。
旅の始めに広い平城京跡をウロウロと。以前訪れた時にはまだ完成していなかった『平城宮いざない館』というのがちょうど会館時間。何気なくよってみたら展示物が面白かったのでついつい時間を潰してしまいました。
道中訪れた神社です。電車でも車でも絶対に訪れることがない場所にふらっと立ち寄れるのが自転車のいいところですね。
今回は特にテーマがあるわけでもなく目的地を設定し、その間の気になった所にふらり寄っていく形です。奈良駅の近辺は神社やお寺、城跡、古墳などなど、ありとあらゆる史跡がわんさかしていているせいでなかなか歩が進みません。
郡山城跡。天守閣だった場所が展望台になっていました。
奈良の道々には桜の木がいろんな場所に植樹されていたのが印象的でした。開花の季節に走ればもっと気持ちよさそうです。
どこかでB級グルメで評判と記載されていた『粉物や八』をみかけたのでたこ焼きを食します。外はカリッと中はとろとろ。美味しゅうございました。
三輪山を御神体とする『大神神社』。一度訪れてみたかった創建が有史以前と言われるよくわからないくらい古い神社です。
拝殿の造りは神明造。この神明造は明治時代に流行したため古いか新しいかのどちらかになります。気になって調べてみたところ江戸時代中期の造営だそうです。さすがの重要文化財です。
もともとお寺よりも神社好き。神様がどうとかも好きですが最近は建物の造りや紋が気になって調べていたりします。
裏手の三輪山は境内から登ることができますが登って降りての往復に2~3時間はかかるとのこと。前半戦に時間を使ってしまっていたため今回は泣く泣くスルーです。
ここまで来たなら三輪素麺は見逃せないところですね。ごちそうさまです。
自転車旅の弱点は道中気になるものがあっても、かさばるものは買いにくいことでしょうか…。なかなかむずかしい。
神社巡りの最後に橿原神宮へ。ここへは二度目の参拝になります。
こちらは創建自体は明治の時代。比較的新しい神社です。
境内が広く整然としており、とても開放的でなのでとても居心地のいい神社です。
こちらで交通安全のお守りをいただきました。
もう少し自転車を撮影する時のバリエーションを増やさなければと反省中。
この辺りから明日香村。すでに日が暮れ始めていたので急いで最後の目的地に向かいます。
橿原神宮から自転車で30分ほど。今回の目的地『甘樫丘展望台』に到着しました。おにぎりを食べつつ写真を撮りつつ、夕日を眺めてのんびりすごします。
途中でやってきたニコンのカメラを持ってきていた方と少しお話しましたが、『明日香村』では全域が保存の対象となっているようで、建築物の外観などで規制が入っているそうです。ここまで走ってきた中でも歴史のある家屋がそこかしこに残っていましたが、明日香村に入ると確かにがらりと雰囲気が変わるのを肌で感じました。
大きな桜の木。開花を迎えるのはもう少し先でしょうか。いずれ開花の時期に合わせて訪れたいところです。
滑り込みで明日香村に入ってしまいましたが、近くに棚田があったりと何日でも写真を取りながら滞在できそうな場所でした。
キャンプもできるなら自転車にテントを積み込んでふらふらするのもありだなぁ。なんて欲がでてきます。
せっかく持ってきていた三脚を立てて何枚か。
結局走行距離は30kmほどでしたが、充実した自転車旅でした。普通に走っていれば2時間そこそこの距離ですが、寄り道しながら、撮影しながらだとたっぷり時間を取られてしまいますね。
帰りは自転車を輪行バッグに詰めて途中の駅まで電車で戻り、朝と同じ場所でもう一枚。
奈良と伊勢に4日ほど滞在していましたが、たっぷり自転車に乗れたのはこの一日だけでした。丸一日(30kmしか走ってないですが)乗っていたのは初めてだったので、カメラや荷物、荷物があった場合の折りたたみなどなどいろいろ変えたいことが見えていい経験になった自転車旅でした。
途中で降りたのはこの「彩華ラーメン」が食べたかったため。白菜たっぷりで美味しゅうございました。
これから少し休んで東大寺へと続きます。
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