無性に写真が撮りたくなって仕方がない。誰しもそんな日があると思います。
東京駅の近くに寄った際、そういえばどこかで東京駅の工事が終わったニュースを見たなと写真を撮りたくて仕方がなくなってしまったので、この日はフィルムシミュレーションを試してみようと歩きながら撮影してきました。
工事が終わったから行った。とは言いましたが東京駅を撮るとは言ってません。だって駅前はあまりに混みすぎていて写真所じゃなかったので…。
とはいえ何か撮っとかないとなぁ。と、一直線にコーンが並んでいた所をパシャリ。この日はFUJIFILM X-T20にLens Turbo IIとNIKKOR-S Auto 50mm F1.4の組み合わせです。
Classic Chrome
普段は「ASTIA」と「PROVIA」をメインに使用しているので、この日は「Classic Chrome」と「Velvia」を積極的に使ってみました。フィルムシミュレーションって基本的にコントラストが高い。というよりも黒が締まりすぎる印象がありましたが、逆にコントラストが低いレンズで撮影するとちょうどいい塩梅に。
Velvia
オールドレンズのフレアを出すにはおあつらえ向きの逆光でした。
Velvia
ベルビアをちょこちょこ試しましたが、普段使わない極彩色の表現なので使い所が難しいです。
Velvia
和田倉噴水公園。撮りたい場所をさくさく回りたかったので噴水のお水はこれがMAX。一番高くなる時は、噴水の中心からこの写真の上当たりまで立ち昇ります。
Classic Chrome
Classic Chromeで映すとどんなシーンもエモくなってしまいます。古いコーティングの色と相まってとてもクラシックな色味。
Classic Chrome
無駄に開放で撮っています。こういう場所はちゃんと絞らないとだめですが癖になる描写です。
Classic Chrome
普段は絶対開放で撮らないモチーフ。周辺光量の落ちっぷりが気持ちいいですね。
Classic Chrome
こちらもクラシッククローム。目で見た景色より、彩度が落ちて階調は硬め、青空も独特で絶妙な色味に変化します。
Classic Chrome
この色はずるいなー。と呟きながら。
Classic Chrome
夕陽が眩しい時間になったので、ちょうどいい落ち葉がないかなと探していたら主張の激しい1枚が見つかりました。こういう時はチルト液晶にピーキングがあると最高に便利です。
Velvia
Velviaでボツ写真をひたすら撮っていましたが、色味がないものを目立たせるよりも、原色系のモチーフの方がよりはっきり色味が出て面白そうだな。っと考えつつ撮った写真がこちらです。後からXストーリーを読んでいましたが、
その”紅葉”や”人物”が、”Velvia”を使ったらどう写るだろう?”ASTIA”を選んでみたらどう写るのだろう?
それがFUJIFILMの色再現の考え方であり、撮影の思想である。撮影している時間を大事にしていると捉えてもらってもいい。
まさにこの通りに行動していたので富士フイルムにしてやられた感満載です。ほくそ笑む開発者の顔が目に浮かびます。
Classic Chrome
同じ紅葉をClassic Chromeで。
Astia
途中Astiaに。いつもの色なので安心です。
Velvia
いままで白飛びが極力起きないように撮影していましたが、起きたら起きたで悪くない気がしてきました。フィルムシミュレーションの絶妙なさじ加減なのか、今度盛大に飛ばして実験してみたいと思います。
XF18-55mmF2.8-4 R OISを使っていた時はどこかしっくりこないフィルムシミュレーションでしたが、オールドレンズの相性は抜群なんじゃないかと思います。
Classic Chrome
結局Classic Chromeに戻ります。
Classic Chrome
信号待ちでパシャッと。
Classic Chrome
「丸の内仲通り」の歩行者天国に戻ります。
ASTIA
この通りは平日 11:00~15:00、土日祝 11:00~17:00 の間、歩行者に解放されるのでゆったり写真を撮りながら回ることができます。
Classic Chrome
こんな事を行ったらあれなんですが、オールドレンズで絞り開放で撮影すると描写が甘くなるので、人がある程度多い場所でもぼやかして撮影できるので気楽にシャッターを押すことができます。
Velvia
Velviaはこういった原色系のモチーフと相性がいいのかと思ったり。
Velvia
ニコンを探せ。
Classic Chrome
通りかかると撮らないと気が済まないこの通り。
ASTIA
不思議なキャラクターがいたのでパシャッと。盛大な歪みですね。
ASTIA
久しくX-T20の標準ズームレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R OIS」がマイブームでしたが、がっつり単焦点レンズで撮っていたら止められなくなりました。また単焦点病の再発です。
最初は思った色が出なかったフィルムシミュレーションですが、カメラの癖にちょっとずつ慣れてくると楽しむ余裕が出てきました。Velviaは特に使いこなせていませんが、積極的に使って楽しんで撮ってみたいと思います。
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