無性に「滝」をスローシャッターで撮りたくなる日ってあると思います。
そんな欲求が爆発してしまった先日、昂る心を抑えるために、黙々と近くに滝はないかと調べていると、なんと家から1時間圏内に立派な滝があるらしい。と北区の「王子」まで足を運んできました。
滝の名前は「名主の滝」。
JR「王子」駅から徒歩10分ほどにある「名主の滝公園」にあります。
どうやら裏側の「薬医門」から入ったようです。
公園案内を見ると、小さな公園の中に4本の滝がひしめき合っている様子。わくわくしてきますね!
「薬医門」直ぐのお池。日差しが入って緑がとってもキレイです。
鯉が優雅に泳いでいました。気持ちよさそうです。
池の深さはどうやら80cm程。以前に誰か入っんでしょうか?
池の水辺には紫陽花が植えられていました。
もう少し遅い時期、梅雨入りした後に来ても楽しめそうな公園です。
小さい公園ですが、意外と高低差がある造り。
所々に紅葉も植えられています。
「女滝」
ん?
「濁枯の滝」
あれ?水が流れていないですね。
いつも通り後から知ったっんですが、園内にある、男滝(おだき)、女滝(めだき)、独鈷の滝(どっこのたき)、湧玉の滝(ゆうぎょくのたき)は全て地下水からポンプで組み上げて水を流しているようです。
この滝は平日だから流れていないんでしょうか?
園内にこんな橋や水辺も。公園というよりは落ち着いた庭園の雰囲気です。
調べてみると、古くは江戸時代の王子村の名主様が屋敷内に滝を開き、茶を栽培したり避暑のために開放したのが始まりのようです。「名主の滝」の由来もここからのようですね。
今の庭園風になったのは、明治中期に所有していた貿易商が栃木の塩原を模した庭園として庭石、ヤマモミジ、渓流をつくり、整備したようです。その後は一時期荒れ果てたりと、いろいろあったそうですが、そのおかげで秋には紅葉もみることが出きる、四季を感じる造りになっています。
平日とはいえ人も少なくきれいな公園。ちょっとした穴場スポットだと思いました。
のんびり川のせせらぎの中を歩いていくと徐々に滝の音が聞こえてきます。
「男滝」
思った以上に滝だ!笑
本当に失礼な話ですが、実際滝をみるまで全然期待していませんでした…。
見ると高さは3~4m程でしょうか。造られたものなので、水の流れや石の配置がとてもきれいです。
テンションが上がりつつ、さっそくミニ三脚とNDフィルターを使ってぱしゃり。滝といえばNDフィルター。NDフィルターといえば滝ですね。
レンズは「Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D」。あまり後ろに下げれないので、広角レンズをもって行かないとさすがに構図を考えるには難しい場所でした。もし行かれる方は広角レンズを持っていきましょう。
別のアングルからぱしゃっと。
さあさあこれから。っと思っていたところで、急に水の音が小さくなると共に、水量が一気に減りました…。ポンプで汲み上げている。と、前述しましたが、滝が流れている時間も10:00~16:00と決められているようです。
一周してからメインに行く。ここへきて最後に美味しいものを食べる私の性格を後悔しました…、が何枚か撮れていたので良しとします!
せっかくの水辺なので、水の流れで遊びます。
レンズのボケで遊んだり。
ローアングルで遊んだり。
滝は終わってしまいましたが、その後は滝の余韻を楽しみながら引き返します。
独鈷の滝、こんなんだったかな?
といった所で公園を後にしました。
行く途中で気になった「王子稲荷神社」にも寄ってみます。
表の参道は幼稚園と合体している不思議なスタイルの神社です。幼稚園の開園時間は表から入れないので脇から入っていきます。
本殿を奥に行くと「願掛けの石 狐の穴跡」の案内が。
左手奥に「願掛けの石」があるのですが、熱心な方がずっとお祈りしていたので、次回の楽しみにしたいと思います。
王子神社にも寄ってきました。
歩いたらラーメンが食べたくなってしまったので「北海道らーめん みそ熊」さんで「札幌みそラーメン(680円)」を。ネギのトッピングが美味しそうでしたが残念ながら品切れ。
シンプルな味噌ラーメンでもやしがしゃきしゃき、わかめにメンマにチャーシューも程よい固さで好みの味。次も来たいと思えるラーメン屋さんでした。
周辺では「古川庭園」も近かったり、王子の「梶原銀座」も下町感が溢れる商店街で有名のようですね。「都電荒川線」も写真映えして良いですね。ささっと帰ってしまいましたが、この辺りの散策もすごく楽しそうです。
王子。初めてきましたが、なんだかのんびりしていて好きな空気の街でした。
世間は梅雨入り。これから紫陽花の時期ですね!
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