短い桜の季節が終わり、新緑の季節がやってきました。桜の季節が寒すぎたせいで、ようやくきた春の陽気がとっても気持ちいいですね。
さて、今回は毎年なにかと逃している「藤」を撮りに、ちょうど「旧芝離宮恩師庭園」が見頃とのことで行ってきました。
2017.4.27
「旧芝離宮恩賜庭園」では入り口付近の一角にこじんまりと藤棚が設けられています。藤棚を屋根にしてベンチがあるのでゆっくり休憩しながら眺めることができます。平日に行きましたが見頃にも関わらず人はまばら。おかげでのんびりできました。
前日には藤で有名な亀戸天神にも行きましたが、すごい人出で対象的。名所でなければこんな感じですね。
下からぱしゃぱしゃと。見上げて撮るってどうにも苦手です。もうちょっと広く撮りたい場合は膝を曲げて中腰になりますが、傍から見たらすんごい体勢になっていたと思います。そういえば他の人ってどうしてるんだろう。
この日は新兵器の「AI Nikkor 135mm F2.8S」のデビュー戦。前々から狙っていたレンズでしたがおもったより全然出玉がなく、ようやくいい状態のレンズをいい値段で手に入れることができました。望遠135mmでf/2.8の明るさにも関わらず比較的コンパクト。
そして、私的に決めてとなった内蔵フードをカシャっと出せるギミックを仕込んだ素敵仕様、なんでこのギミックが現行にないのか不思議です。
菖蒲(あやめ)、菖蒲(しょうぶ)、杜若(かきつばた)。
写真を撮るようになって花の種類も意識するようにしていますが、この3種って分かりやすいようでややこしすぎます。何故か漢字もいっしょですし…。
見分け方は、
- あやめは地上で咲いて、背が低い、花弁の根本が網目。
- しょうぶは水辺で、背が高い、花弁の根本が黄色。
- かきつばたは両方、背が中間、花弁の根本が白い。
毎年意識すればいつか覚えられる気がしています。
池の小島にはどこも亀さんが上陸していますね。
f/8まで絞ってキリッと解像。良い描写です。「ねえ私、あのタワマンに住みたい。」「いやいや無理でしょ。常識的に考えて。」なんて会話が聞こえそうなシーンですね。新緑がとっても眩しいです。
どうにかこうにか藤棚を絡めて撮ってやろうと苦心している写真達。
旧芝離宮庭園は比較的小さい庭園ですが、小道がくねくね入り組んでいたり、池を渡る橋があったりと以外にアスレチックで楽しい場所です。
ブログを書いていると、人に伝える。よりよく魅せようと背伸びする。って考えありきの写真が多くなっていた自分がいます。最近はそんなこだわりを捨てて、初心を取り戻そうとぱしゃぱしゃ撮っています。
クレーンを撮ってみたり。
こってりベンチを撮ってみたり。こういった特になんにもない写真の方がやっぱり好きなんですよね。
「里桜(ふげんぞう)」。
園の方がこの里桜は「ふげんぞう」じゃ。と名付けたのかと思ったら「ふげんぞう(普賢象)」っていう品種のようです。
ちょうど花が落ちて絨毯のように広がっていました。写真好きにはたまらないシチュエーションです。
135mmで思いっきり遊んでます。
この「AI Nikkor 135mm F2.8S」は最短撮影距離が1.3mなので正直全然寄れません。これもちょっとトリミングしています。
後ボケはほどよい感じですね。
青紅葉も綺麗です。
園内に転々と、つつじが植えられています。
これも藤棚をどうにかしてやろうと撮った1枚。うるさくなりすぎず、ディティールも残しつつの前ボケがすてきです。
最近ようやく分かりましたが、50mmでさくさく撮って、場面場面で20mmと135mmを切り替えるスタイルが一番性に合ってると気づきました。
広角の焦点域はまだ悩んでいますが50mmと135mmは外せません。寄って撮れるレンズも入れたいなと思っているのが現在の悩み。贅沢な悩みが楽しいお年頃です。
最後は50mmであやめと撮ってみました。もうちょっと絞っても良かったかなと思いましたが、今回お気に入りの1枚です。
今日のご飯は「世界貿易センタービル」の地下街で、「鳥まつ 一(とりまつぴん)」の「きじ重(700円)」をいただきました。
はじめ、きじがこの値段が食べられるの?うっひょー。と思っていましたが、照り焼きと一緒で、きじ焼きっていう焼き方ですね。はい。みんな知ってますよねごめんなさい。700円でうどんと味噌汁もついてボリューム満点です。ちょっとタレが足りない気がしましたが、後で入ってきたサラリーマンが颯爽と「タレ多め」で頼んでいたのでやっぱり足りないなと思いました。ごちそうさまでした。
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