富士フイルムの最初にリリースされた単焦点レンズはXF18mmF2 R、XF35mmF1.4 R、XF60mmF2.4 R Macroの3本です。18mmと35mmは愛用していますが、あまり中望遠を使わないスタイルなのと、中望遠のマクロ用途は長いことAI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sをマウントアダプタを使っていたので長らく敬遠していました。ただマウントアダプタは意外と嵩張りますし、この状況下でもう少しだけコンパクトなシステムしたいなと思い、とうとう最後の1本のXF60mmF2.4 R Macroを手に入れてみたので、昭和記念公園の散策に持ち出しつつ最初のインプレッションを交えていきたいと思います。
今回はまずはの開放縛りで撮影してきました。撮影のコンディション的にはいまいちな天気でしたがどうでしょうか。
臭いやつですね。昭和記念公園のイチョウもそろそろ黄葉が始まり秋が近づいてきました。
XF60mmF2.4 R Macroのファーストインプレッションとしてはピントピークがとてもシャープな写り、ボケ味も柔らかく玉ボケもきれい。口径食もほどほどで、角がない自然な良い写りだと感じます。
前ボケも周辺の乱れが目立たず、輪郭を残しつつ柔らかくボケるのでとてもきれいなボケ方ではないでしょうか。
開放の場合、明暗差が大きい場所だと多少収差が目立ちます。
レモンブライトのコスモスが満開の時期に来ることができたようです。今年は写真スポットが色々用意されていて、カラフルなベンチや上から望める台。左下に写っている「どこでもドア(?)」もあってとても大人気でしたね。
ゆっくり近づいてトンボを激写。アキアカネでしょうか?
苔が緻密に描かれていて立体感も感じつつ柔らかな描写に思えます。いままで使ったXFレンズの中で一番好みかもしれません。
コスモス畑のちょうど逆側にヒマワリ畑もありました。8月の天気の良い日に訪れてみたかったです…!去年も思ったのかもしれませんがこれは来年ですね。
XF60mmF2.4 R Macroは215gと軽量なレンズなのでとても軽快に撮影することができました。今回は開F2.4の放縛りで撮影しましたが、シャープでありつつ柔らかな描写でとても心地良いレンズだと思いました。まだマクロな部分の性能はお試し程度でしか触っていませんが中望遠レンズとしてとても気に入りました。今更ですがこれでようやく富士フイルムの単焦点レンズの広角、標準、中望遠を手にすることができたので、しばらくズームレンズはお預けしてこのセットで撮影していきたいと思います。
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