東京都文京区にある日本庭園「小石川後楽園」。

江戸時代初期に水戸徳川家の江戸上屋敷内につくられました。国の特別史跡、特別名勝に指定されています。

「後楽園」は水戸光圀が名付けましたが、由来は中国のことわざ「天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後 れて楽しむ」から名づけられたそうです。

彼岸花の開花もあり、休日には多くの人でにぎわいます。

 

園の北側には梅林、稲田、花菖蒲、藤棚などの四季折々の花木が楽しめるようになっています。

稲田の収穫時期にはかかしも見ることができました。収穫は地元の小学生が行うそうです。

小石川後楽園は小石川台地の先端にあり、神田上水の分流を引入れ造園されました。

いくつか園内が見渡せる山が築山されており、そこからの眺めは本当に素晴らしいです。

ちょっと残念なのは後楽園遊園地の音が届くことでしょうか。

水面に映る様子と合わせると満月のように見えるので、「円月橋」と名づけられたそうです。

日本庭園の中でもちょっと変わった印象を受けましたが、「小石川後楽園」は設計に明の儒教者「朱舜水」を参加させたといわれております。そのため中国的、儒教的な趣好が反映されているそうです。

この時期は何か珍しい鳥がいるのでしょうか？しきりに「蓬莱島」の方を望遠レンズで狙っている方々がいました。

「内庭」。こちらは純日本風の庭園になっています。

アンケートに協力させてもらいながら、園の方と少し話ましたが紅葉の時期が一番おすすめとのことでした。今年は全体的に例年より早いそうですが欠かさずチェックしたいですね。