1月の終わりになってしまいますが京都の鞍馬を訪れていました。
出発は叡山電車の終点駅「鞍馬」から。駅前には立派な大天狗のモニュメント。調べたらちょうど2019年の暮れにリニューアルされていたそうです。旧大天狗も立派だったようなのでひと目お目にかかりたかったです。
鞍馬山の山麓にある山門が仁王門です。こちらからお邪魔します。
山頂までは九十九折(つづらおり)参道を歩くか、ケーブルの牛若号Ⅳ世で行くかが選べます。
歩いていけば途中にあるのが由岐神社。こちらの拝殿は慶長12年(1607年) 豊臣秀頼により再建され現在でも残っている重要文化財です。
大杉さん
京都市天然記念物、由岐神社御神木の大杉さん。大杉さんの樹皮で作られた御守もお受けするのが人気のようです。樹齢800年とも言われるとても大きな杉の木です。
移動式天狗みくじ。キーホルダー付きです。
しっとり。
九十九折参道の途中です。貴船の方もそうでしたが斜面の木々が倒れていて台風の爪痕が色濃く残っていました。
お山を登って少し休憩。あったかいお茶をいただきました。
転法輪堂の「宝珠」。休憩処でやっていた田中一郎さんの「宝珠 48選」の写真が四季折々の宝珠を捉えていてどの写真もとてもとても素敵でした。30年近く鞍馬を撮り続けている方だそうです。写真を紹介できないのが非常に残念です。プロフィールに書かれていたコメントも暖かく写真っていいなぁと改めて思いました。
本殿金堂
本殿金堂に到着です。この頃にはちょろっと晴れ間も見えてきました。
阿吽の虎
本殿の裏手には奥の院の参道です。ここから貴船を目指します。
奥の院の参道に入って少し登ったところに鐘楼が。ありがたくごいーんと突かせていただきます。
時々霧雨のような冬らしい静かな雨。
とても大きな切り株です。こちらも折れてしまったんでしょうか?
「木の根道」
名所のような形で押されていた「木の根道」。鞍馬の山は地盤がとても硬いようで木の根が地表に出てしまっているそうです。木々の根っこが絡まりあってとても印象的な光景でした。
大杉権現社
こちらの杉は「大杉大権現」と呼ばれる杉の古木です。こちらも台風の影響で大木が折れてしまったそうです。
グラデーションフィルターを使ってお試しで一枚。ハイライトが上手く残ってくれています。
鞍馬の山は常緑樹の自然林になっているそうです。冬でも緑がぎっしり。冬感には乏しいかもしれません。
不動堂
数mの一本の大木が根こそぎ倒れていました。この周辺も台風の影響で荒れてしまっている印象でした。
なかなかの開放感です。
少しだけ露出を明るめに。光の飽和感がとてもいい感じ。XF16-80mmF4 R OIS WRは収差が出にくいのでこういった撮影でも頼もしいレンズです。
深い山に囲まれているので日が落ちるのが早いですね。
折り重なった深い緑の苔と幹が色っぽい。
降りてきました。ここまで来るのに数組とすれ違いました。貴船からも上がってこれます。道中は山の中なので街灯はありません。時間に注意でしょうか。
鞍馬の山を越えれば貴船神社です。例の階段は人がひっきりなし。あまり好きな場所ではないのでささっとお詣りです。
あんまり好きじゃない。といいつつ何枚かパシャリ。
4月には鞍馬の山でも桜が咲きますが、鞍馬で咲く桜は「雲珠桜(うずざくら)」と呼ぶそうです。これは品種を呼ぶものではなく(品種もあるそう)、写真でも分かる通りの冬でも常緑な木々の中で点々と染める様が、平安時代の馬具の「雲珠(雲珠)」に似ていることから呼ばれるそうです。
といった形で鞍馬のお山を回ってきました。12時頃からスタートして降りてきたので16時頃。写真が楽しすぎたのとちょっとゆっくりしすぎたのでお目当てのおまんじゅうが食べれなかったのが少々心残りでしたがとても楽しめました。普通だったらこの半分くらいかなと思います。これから暖かくなりますので桜の季節もとても気持ちよさそうですね。鞍馬のお山はちょっとしたハイキングにとても良いところでした。
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