XF60mmF2.4 R Macro にSIGMAのレンズフード LH3-01 を取り付ける。

XF60mmF2.4 R Macro

XF60mmF2.4 R Macroのレンズはとても気に入っていますが、使っていて気になってしまったのが大きな純正フードです。純正のフードは金属製でとてもかっこいいですが、コンパクトなレンズとは対象的にちょっと大きすぎます。大きいだけならまだいいのですが、フード収納時のレンズの取り外しなどで気になってしまうことがあり、撮影していて少しモヤモヤするシーンがありました。

そこで今回はちょっとした不満を解決するために XF60mmF2.4 R Macro の代わりに使えるフードを探してみました。

 

 

XF60mmF2.4 R Macroの純正フードのちょっとした不満

XF60mmF2.4 R Macroのフードは、初期3セットのレンズの中でも大きめのフードになっており存在感が際立ちます。

試しにフードだけの重量を測ってみました。

  • XF18mmF2 R の純正フード 12g
  • XF35mm f1.4R の純正フード 13g
  • XF60mmF2.4 R Macro のフード 68g

と中々の重さです。大きさと剛性のバランスでこうなったと思いますが、せっかくのコンパクトなシステムなのでもう一息軽くしたいところです。

 

大きさの他に気になるのがフード収納時です。フードを逆さに付けられるので収納しやすくなっていますが、この状態だとレンズ取り外しボタンに指が入らず、一度フードを取り外さないといけません。頻繁に行う作業ではないですが、他のレンズと流れが違ってしまうので、一度気になるとムズムズしてしまう問題です。

大きいカバン、撮影に集中している時はフードを取り付けたままなので気になりませんが、小さいかばん、移動時などはフードを収納する必要があるため、なおのこと気になってしまいます。

 

フードをいろいろ試してみる

調べた所、XF60mmF2.4 R Macroには純正含めて取り付けられるフードが3つ有り、左から小さい順に、

  • XF 35mm f1.4R 純正フード
  • SIGMA レンズフード LH3-01
  • XF60mmF2.4 R Macro 純正フード

となっています。それぞれ見て行きましょう。

 

XF60mmF2.4 R Macro 純正の金属フード

大きいですがフィット感などは流石の専用フードです。

  • 金属フード
  • 逆付け○
  • 取り回し△
  • 重量 68g

 

フードの内側は遮光用の溝が刻まれており、レンズが伸びてもしっかりカバーできる長さになっています。レンジファインダー機でも使いやすい(と思われる)レンズ側の穴が空いています。

 

フードの取り外しの際の感触が絶妙で、考えながら歩いているとフードに手をかけて、何度もカチャカチャ付け外しをしたくなる魅力的なフードです。

 

XF35mm F1.4 R用の金属フード

一つの案にあったのが「XF35mm f1.4R」のフードを流用することです。取り付けると大分コンパクトに収まり、質感も共通なのでとても良さそうです。

  • 金属フード
  • 逆付け×(もともとコンパクト)
  • 取り回し○
  • 重量 13g
  • 入手×

 

欠点としてはフードが短いので、最短撮影距離付近のレンズが伸びた状態だとフードの意味がなくなってしまうことだと思います。こうなると強い光源下だと心配になりますね。私はフードの役割は遮光性に加えてレンズをぶつけた時の保険だと思っていますが、これならギリギリ大丈夫でしょうか。

とはいえこのフードの一番の問題は、そもそも単品で販売されていないことですね。オークションなどで根気強く探すしかないので勧めにくいフードです。

 

SIGMA レンズフード LH3-01

探してみてもう一つ出てきたのがSIGMA DP3 Merrill用のフードです。

純正でも互換でもないので、最初は取り付ける際に無理やり感がありますが、力をちょっといれれば取り付けることができます。取り付けたというよりもハマったという感覚です。

何度か使っていれば馴染んで(緩く)きますが、基本的につけっぱなしの運用なのでいいと思います。

  • プラ製フード
  • 逆付け×(もともとコンパクト)
  • 取り回し○
  • 重量 20g
  • 入手 ○

他との多きな違いはプラスチックなフードなことですね。おかげで軽量に仕上がっています。普通に販売されているので入手も○です。

 

こちらもフードの内側に遮光用の溝が刻まれていますね。さらにフード自体に62mmのネジが切られているので、ここにキャップをかぶせておけるのがすてきなポイントです。

 

素材感の違いが少し気になりますがなかなかいいフィット感です。

先端には62mmの金属製のねじ込みキャップを取り付けてみました。このキャップだとフードのネジ山もプラスチック製なのでネジを壊さないように少しだけ慎重に取り付けなければいけないのが難点です。普通にバネ式のキャップでもいいかと思います。

 

という訳で悩みましたがSIGMAのレンズフード LH3-013 で運用してみることにしました。3つのレンズを並べてみるとなかなかいいバランスですね。

このフードを取り付けると逆付けができないので、他のレンズと同様に付けっぱなしでカメラバッグに収めることになります。この方がスペースが合えば取り回しのいい組み合わせになるので一長一短でしょうか。私のカメラバッグだとこれでピッタリだったので助かりました!

 

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