初めての動画用LEDライトに2パックで導入しやすい Neewer NL480 を購入してみました。

Neewer NL480

そろそろ動画用の機材も揃えて行きたいと思っていましたが、動画撮影で肝になるのはやっぱりライトでしょうか。一瞬だけ光ればいいストロボと違って動画用にもなると常に明るい定常光が必要になってきます。いままで小型のLEDライトした使ったことがなく、自分がどういうLEDが必要なのかが分からなかったため、まずはLEDライトの入り口としてとてもお安いNeewerさんの2灯セットのLEDライトを購入してみました。

LEDライトの使いみちとしては、

  • 動画撮影用のライト
  • 簡易的な物撮り用のライト
  • 後々の補助用

を考えて購入しました。

 

 

Neewer NL480 LEDビデオライト

Neewer NL480のスペック

Neewer NL480 スペック
LEDの搭載数 480個(白色LED 240個、暖色LED 240個)
LEDパネルの寸法 26×26.5x5cm
出力 28W
色温度 3200K-5600K
ルーメン 3360Lux/m
演色評価数(CRI) ≧96
電源 電源アダプター
対応バッテリー Sony NP-F550 NP-F970
本体重量 873g(実測)

スペックをまとめてみました。購入した理由はAmazonのセールで激安。というのもありましたが、LEDパネルの寸法が同スペック帯のものより少しだけ大きいこと、アームを使って取り付けたいとも思っているので重量が重すぎないことも理由でした。色々試してみるのにちょうどいいスペックです。

 

どのくらいの光量か?

撮影部屋は8畳くらいの部屋ですが以下のような感じでした。

  • 真っ暗にして1灯を直接当てる(ディフューザー有り) F5.6、SS1/30、ISO400
  • 真っ暗にして2灯で天井バウンス(ディフューザー有り) F5.6、SS1/15、ISO800

手持ちの物撮りだと手ブレ補正が必須でしょうか。ぎりぎり工夫で撮影できなくはない。といった光量です。カメラ側の設定次第ですがこのサイズのLEDライトの光量でもこれくらいの設定で撮影できます。

光源が多いほうがライティングに強弱などの工夫ができるのでこれを追加でもいいかもしれません。設置するスペースがない場合はもう一つ大きいサイズだと余裕があるかもしれませんね。

 

パッケージ内容

パッケージ内容は以下です。

  • LEDライト NL480
  • 専用ディフューザー
  • 電源アダプター
  • 電源ケーブル
  • ライトスタンド
  • 収納袋

2パックのセットを購入しているので×2になります。

こちらの新しいモデルはリモコンでの操作に対応しているようです。

Neewer NL480 の型番の「480」はLEDの搭載数のようです。Neewerさんでは同様のLEDライトがラインナップされ、160、280、660、960、1320、1904などなどがあるようです。今回のは白色LEDが240個、暖色LEDが240個の計480個が搭載されたモデルになります。

 

Neewer NL480

重量は実測で873g、出力は28W。左右のハンドルを開けるとパネルを360度回転させて自由な角度を固定することができます。

全体的に金属が使われているので質感は上々でしょうか。ねじ回しのハンドル部分に金色を使うのが中国らしいですね。

 

480個のLEDが搭載されています。ちゃんと縦と横の数を数えたので間違いなかったです。白色のLEDが240個、暖色のLEDが240個の合計480個です。

 

背面パネルです。

 

  • 白色LEDの調整ダイアル
  • 暖色LEDの調整ダイアル
  • 電源スイッチ
  • ACアダプタ入力

左側はソニーのバッテリー「NP-F550」「NP-F970」を2つ搭載することができるようになっています。私は外に持ち出すことはないのでACアダプタを使いますが、電源ケーブルが邪魔な場合はバッテリーを購入しても良さそうですね。

 

調整できる色温度は3200K-5600Kとされていますが、ダイアルがアナログなので調整は感覚ですね。スイッチはバッテリー、OFF、アダプターと切り替えることができます。

 

光が柔らかくなるディフューザーが最初から取り付けられています。左右の黒いパーツを上げ下げすることでロックと取り外しが可能です。

このパネルを取り付けると光量が下がりますが光が拡散されて柔らかくなります。片方のLEDライトだけを点灯させていると、列の間に隙間ができるので影が段々になって写ってしまうので基本的に取り付けることが前提でしょうか。影が気にならず、光量が欲しい場合は外して使用できます。

 

付属のライトスタンドです。ネジの開け締めやポールのスライドがややぎこちないですが、がっしりしていて普通に使えるライトスタンドでした。

 

360度回転させることができます。下側に向けたときにフレームの影ができないか気になりましたが撮影中は気になりませんでした。天井方向に向けることができるのでバウンス的な使い方も可能です。

 

片方ずつLEDを点灯させてみました。左が白色LED、右側が黄色LEDです。一列ずつ交互に配置されています。

 

同時につけてみました。

 

マックス!

 

実際に物撮りで試してみる

ホワイトバランスを固定してライトの色をチェックする

白色LEDのみ

 

黄色LEDのみ

 

白色LED+黄色LEDのミックス(色の確認のため露出を合わせています)。

ミックスにすると単純に2倍の光量を稼ぐことができます。明るさは約1段分でした。

 

ホワイトバランスをとればミックス光でも問題なし

絞りF5.6、SS1/30、ISO400

左 : 白色LEDだけ
右 : 白色LED+黄色LEDのミックス(現像時にホワイトバランスをスポイトで適当に調整。色の確認のため露出を調整)

このLEDライトだけでライティングをするのであれば、ミックス光だとしても右の写真のようにカメラ側や現像時にホワイトバランスを調整することができるので、ライトが多少黄色くても光量を稼ぐために使えます。

真っ暗な室内で撮影していますが、一灯の明るさを最大にした時のカメラ側の設定は「絞りF5.6、SS1/30、ISO400」になっています。この設定を見る限り映像を記録できる光量はぎりぎり保てている感じです。

 

実際にライティングして試してみる

斜め後ろから壁に向かってキーライトを一灯。

 

右手前から影を持ち上げたいのでフィルライトに弱めに1灯。多少影が強くでましたが割といい感じではないしょうか?

 

天井バウンスx2

絞りF5.6、SS1/15、ISO800

天井の高さが約2.3mの部屋でLEDライトを天井に向けてバウンスして当ててみました。天井に向ければやわらかい影で物撮りができるので、これなら何も考えずの簡易的な物撮りに重宝しそうですね。

バウンスのため2灯使っていますが見た目には直接ライト当てている時より暗くなっているので、「絞りF5.6、SS1/15、ISO800」とカメラ側の設定で光量不足を補っています。この場合三脚or一脚を使うか、手ブレ補正が強力であれば手持ちで撮影できそうです。

後から考えると天井バウンス時にもディフューザーを付けていたので、取り外して撮影すればもう1段分は光量が稼げたと思います。これ以上絞って使いたい場合はさらに光量があるLEDライトですね。

 

初めての機材で不安だったので入手しやすいLEDライトを購入してみましたが思った以上に使えて便利な機材でした。これより一回り小型のLEDを持っていますが、ちょっとしたキャッチライトにしか使えなかったため、LEDライトとしてこのくらいの大きさと明るさが汎用的に使えるギリギリのサイズなのかと思います。

以前に使ったことがある定常光は蛍光灯のタイプでしたが、LEDライトの方が場所をとらずに手軽に光量を稼げ、色も出方も非常にキレイに思えます。点けっぱなしにできて見たまんまに撮影することができるのはやっぱり便利で、簡易的な物撮りもこれで十分です。大体どんな風に使えるか分かったので、後は動画の撮影で試していきたいと思います。

 

今回のLEDライト

 

光量違い

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