写真の"ボケ"は世界の共通語。英語で"Bokeh"と書いてボケと読む

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あっちの写真を見ても “ボケ” 、こっちの写真をみても “ボケ”。みんなが大好きな “ボケ” 。
これって実は英語でも 「Bokeh(ボケ)」と呼ばれているのは知っていましたか??

“Bokeh” とかっこ良く声に出してみましょう。するとなんとなくドイツ人のような気分に浸れますが、語源も日本です。

今回はそんな “Bokeh” について調べてみたので紹介したいと思います。

“Bokeh”が使われるようになったのは?

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英語で “Bokeh” が使われるようになったのは、どうやら1997年頃に海外のカメラ雑誌で紹介されたことで広まったそうです。(Wikipedia参照)

カナダの写真家、マイク・ジョンストンさんが知人から “ボケ味” について教えてもらい、編集に参加していた雑誌『Photo Techniques』で “Bokeh” 特集を組むことで広まりました。また、”Bokeh” と綴ったのは “Boke” だと “ボウク” と読まれるを避けたかったからのようですね。

そのため、本来 “Bokeh” は “ボケ味” を指し、レンズによる “ボケ” の違いのことですが、昨今では日本と同じく “ボケ” そのものをさすようになりました。

本当に”Bokeh”は世界共通なの??

世界共通はちょっと煽りすぎてるんじゃないの?って私も思いますので少し検証してみましょう。

世界最大の写真サイト、Flickrで “Bokeh” を検索してみます。
Flickrのグループ機能には、世界のどこで撮影したのかが表示されるマップ機能が搭載されていまので、これでちょろっと見てみましょう

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いかがでしょうか?システムの都合上20程度のサンプルしか同時に表示できないですが、アメリカ、ヨーロッパ、南アメリカ、中東、南アジアとワールドワイド!これこそ世界の共通語としての証明ですね!

この”Bokeh_photography”グループでは非常にハイレベルなボケ写真をみることができますので海外の “Bokeh” を是非見てみてください!

今回のまとめ

海外の写真を見ると全体的にパンフォーカスどーんでかっちり撮っている写真が多く見られます。

文化による違いもありますが、写真はそういうものと考えられているために、言葉すらなかったのだと思います。そのため海外では比較的新しい手法になるようですね。

“Bokeh”が使われるようになるまでは”Out of focus” でしたが、これは英語の辞書で調べても単純にピントが外れているといった意味になり、”Bokeh”とは意味が違ってきます。曖昧な表現にうまく名前をつけるのは日本の独壇場ですね!

 

こちらのサイトでは写真についてより深く学ぶことができます!是非訪れてみて下さい!

 

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